Outdoor Photography from USA

米国駐在員によるアメリカ旅ブログ。自分が絶景認定した写真を勝手気ままにご紹介します。

オーロラを撮る!- イエローナイフ旅行2日目 -

Prologue

 

1日目の振り返りです。

 

tetsurokt.hatenablog.com

 

 

ほぼ丸一日かかったフライトのあと、鮮やかなオーロラに恵まれました!
オーロラ撮影の設定も頭に入れつつ、1日目は朝4時にご就寝。心地よい満足度の中、泥のように眠ったのでした。

 

 

Episode

 

朝10時半、起床。

 

 

旅に来て、こんなに朝を気にしなくてよい日があったでしょうか?ホントは朝日もきれいなんでしょうが、今回の旅の目的はオーロラですからね。オーロラのために体力を温存しておくことも大事なミッションです。

 

 

今日はまず、イエローナイフで評判のカフェに朝昼兼用のご飯を食べに行きました。
英語だとBrunchといいます。BreakfastとLunchを重ねた用語だと思いますが、日本でも王様のブランチという番組がありましたよね。意味を知ったときにあーあれかー!と思いました。

 

 

 

イエローナイフは小さな町なのですが、The Fat Fox というカフェが一番と評判らしいです。確かに結構たくさんの人でにぎわっていました。(注:2019年現在、閉店しているようです)

 

 

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Yellowknife - Cafe

いい雰囲気ですよね。コーヒーもとてもおいしくいただきました。僕は風景写真以外ほとんど撮らないので、こういうところにカメラを持ち込まないですし、撮り忘れてしまうんですが今回はアップします。

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Yellowknife - Cafe店内

午後からは犬ぞり体験です。これも大塚さん経由で予約していただきました。担当者はカナダローカルの方なので、英語が少し使えたほうが良いと思います。

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Yellowknife - 犬ぞり

 

夫婦そろって犬が好き。
なので犬に引っ張ってもらうってなんか悪いなと思いつつ、楽しかったです。おすすめ。正直たいしたことないだろうと思ってましたが楽しかったし、貴重な体験でした。

 

 

そんなこんなでまたオーロラの時間がやってきます。

 

 

今日は昨日とは違うスポットに少しずつ場所を変えながらオーロラを鑑賞します。おそらく雲の動きやオーロラの出る角度から大塚さんが独自に判断しているんだろうなと思いますが、さすがの感覚ですよね。

 

この日は少し雲が多かったことと、オーロラにも昨日ほどのパワーがありませんでしたが、昨日よりも大きく広がるようなオーロラになりました。

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Yellowknife - Aurora

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Yellowknife - Aurora

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Yellowknife - Aurora



様々な表情があっていいですよね。昨日よりも写真撮影に手慣れてきた僕たちは、自分たちが入って写真を撮ってみました。

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Yellowknife - Aurora + 人



ライトで少し照らしています。露光時間は4秒に対し、ライトで照らしているのは0.5秒ほど。

 

時間が経つにつれてだんたんと雲が広がってきてしまったのでこの日のオーロラ観賞はこれでおしまい。こんな日もあります。こんな日とか言ってますがめちゃくちゃオーロラ見れてますけどね。

 

 

Epilogue

 

オーロラと人を同時に撮るにはコツがいります。

 

人を撮ってあげるなら、自分がライトを操作できるので問題ないですが、自分が入りたいときは人にお願いしないといけません。ライトは強力なものより少し分散するようなもの(安いライト)が望ましいです。

 

オーロラ撮影で最も難しいのはセオリーがないことだと思いました。星撮影のように超広角で30秒、F2.8、ISO3200というように決め打ちするのではなく、その日のオーロラの強さ、動きの速さに応じて設定を変更してください。

 

とはいえ、基準になるのはF2.8 – 3.5、4 – 8秒、ISO1600-3200くらいになると思います。この範囲内でベストな設定を模索してみてください。

 

 

そして犬はかわいい。

オーロラを撮る! - イエローナイフ旅行1日目 -

Prologue

 

 

 

オーロラ。

 

 

 

見たくなってしまったんです。

 

 

 

 

オーロラは米国圏ではNorthern Lightsという名前の方が有名です。カナダやアラスカなどの極地にほど近い場所で見ることができます。


カリフォルニアからだとめちゃくちゃ遠くて、正直日本から行っても距離的にそんな変わらないんじゃないかとすら思えますが、2018年3月に行ってきました。

 

アメリカ人のカメラ好きにとってもオーロラは憧れの対象のようですが、日本人ほどの人気はないらしいです。なんでも打率が悪すぎるからとか(せっかく行っても見れないことがあるところにお金をねん出したくない)。気持ちはわかります。

でも僕は晴れ男+ラッキーピープルを自負しているので、そんなものは怖くありません。なんとかなる

 

イエローナイフ(Yellowknife)はカナダの中でも北寄りに位置しています。

 

 

 

なぜ3月に行ったかというと、気温と夜の長さとの関係からです。


イエローナイフは冬の平均最低気温は-30C近くになります。ずっと外にいるのも厳しい環境ですし、カメラが耐えきれるか自信がありませんでした。

(名誉のために言っておきますが、PENTAX K-1は耐寒にも優れており-10℃程度は余裕です。)

また、北極に近いため夏場は夜が極端に短くなります。夏至の時期には夜が4時間程度しかないなんてことも。そうすると必然的にオーロラを見れるチャンスは限られてしまいます。

 

初めてのオーロラチャレンジ。寒すぎるのもしんどい。でも見れないのはもっとしんどいということで、僕たちは雪解け前、3月、4月に日程を絞り、色々なバランスを考えて3月中旬に3泊4日で行くことにしました。

 

 

Episode

すでに記事を10以上書いてきましたが、日記にする中ではこれが初めてのフライト旅行です。

いろいろと事前に準備する必要があったので、今回の日記では事前準備について少し書かせてください。


僕たちはネットでいろいろと調べた結果、こちらのナヌックというツアー会社さんに申し込むことにしました。


http://www.aurora-guide.com/

 

ティーピーというテントでくつろげるオーロラビレッジさんがよく検索でヒットしてくるのですが、僕はちょっとユニークなものが好きという性格もありますし、オーロラを見るために車で移動しその日その日のベストなスポットに連れて行ってもらえるというスタイルにもとても魅かれました。


そして一番の決め手は、オーナーの大塚さんは非常にカメラに詳しく、上記のHPのギャラリーにある写真も素晴らしかったのでオーロラを撮るならこのツアーでしょ!ということで、こちらにお世話になることにしました。

 

ちなみに大塚さんはツアー参加者とオーロラの写真も撮ってくれるので、自分は写真撮影したいけど、オーロラと一緒に写真に収まりたい!という人にもおすすめのツアーです。

 

価格は夫婦で1260カナダドル+Tax。この中に空港送迎と3日間のオーロラツアーに宿泊代込。

それにフライト代として2人往復で1400 USDほどかかりました。大人ですね。大人のための旅行です。

 

さて、当日はサンディエゴ空港からサンフランシスコ空港で乗り換え、カルガリー空港で乗り換え、イエローナイフ、という旅路です。


乗り換えって嫌いなんですよね。好きな人いないと思いますけど。一回下りたりしなきゃいけない面倒くささよりも、一つでも遅れるとそのあとの飛行機に乗れないんじゃないかという不安感がいつも気を重くさせます。荷物が紛失するんじゃないかという不安がその次にきますね。

 

 

今回もサンフランシスコ空港で飛行機の遅延が発生。1時間だったはずの乗り継ぎ時間が3時間に。カルガリー空港で余裕のあるスケジュールだったためまだ何とかなりそうではありますが、それでもなんとなく落ち着きません。ただでさえカツカツのスケジュールなのですから。


適宜、大塚さんにも連絡をしつつ、なんとか滑り込みでイエローナイフ行きのフライトに乗れました。

 

到着してこぢんまりとしたロビーで荷物が出てくるのを待ちます。
第一印象はとにかく日本人が多い!観光客としても多いですし、ツアーを催行している日本人も多いですね。

 

アメリカの観光地では中国系やインド系の多さが目立っていましたが、こんなに日本人が多い観光地は初めて驚きでした。日本から来られる方も特にストレスなく過ごせるのではないかなと思います。

飛行機が到着したのは夜8時頃だったのですが、3月中旬はまだ明るかったです。でも9時には日が沈んで、10時からツアーが始まります。
ホテルに着く前に大塚さんが渡してくれた防寒具に身を包んでいると、車でホテルまで迎えに来てくれます。至れり尽くせり。

 

車で走っていると、もうオーロラが出ていますよ!との一言が。
うーんどれだー?と思っていると、遠くにある雲のようなものがオーロラらしい。パッと見は白いのですが、確かに少し光っているようにも見えます。

今日の撮影スポット(凍った湖の上)に到着して、すぐにオーロラと思われる方角にカメラを向けて撮影を開始します。

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Northern Lights 1

ほんとにオーロラだ!写真に撮ると緑が強く出ますね。大塚さんいわく、ホワイトバランスは太陽光にしないほうがいいよと言っていました。黄色が強く出すぎるとのこと。
ただ僕は最終的にLightroomで色温度を変えるのであまり気にしていませんでしたが、現像であまり変化をつけないという人は意識してもいいかもしれません。

 

まだまだBreak upという状態ではなく安定しているので露光時間は長くてもOKです。そのうちオーロラが動いてきます。

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Northern Lights - 動き始め -



オーロラの線が細くなると、強い緑だった部分が紫になったり青っぽくなったり。変化していきます。肉眼ではあまり見えないという人もいるかと思いますが、この日は空がクリアだったこともあって色の変化もわかりました。写真のほうが変化は明らかですが。

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Northern Lights - 動き始め2 -

 

初日からこんなにオーロラが見えていいんですか??

 

 

 

 

いいんです!!

 

 

 

 

長時間フライトなんてなんのその。夢中で写真を撮りまくります。最初はカメラの設定が安定していなかったのですが、慣れてくると楽しくて仕方がありません。

この日は本当に当たり日で、次から次へとオーロラがやってきます!説明不要のオーロラの写真を連投します。

 

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Northern Lights - Break up -

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Northern Lights - Break up 2 -

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Northern Lights - Break up 3 -

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Northern Lights

 

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Northern Lights

 

 

気づけばもう3時。4時間もオーロラ鑑賞に明け暮れていました。
防寒具があれば個人的にはそれほど寒さを感じない気温でした。長旅で疲れている方々は車で休憩している人もいましたが、カメラを持っている人はほとんど外に出ていたと思います。

 

いずれにしても大満足の1日目がこのように過ぎていったのでした。

 

 

Epilogue

 

 

初日からオーロラが見れてしまいました!動いていないときのオーロラは発光する雲って感じですが、Break upの動きは本当に神秘的でした。

 

カメラの設定ですが、星撮影ほど長くしなくていいのではないかと思います。
8秒露光を基本に、短くしたりするというスタンスでいいのではないかと。20秒も露光してしまうと、オーロラの動きについていけなくなります。

 

レンズは広角であればあるほどいいです。今回の写真は全て15mmで撮影しました。

 

 

翌日は犬ぞり体験をしたり、近くのカフェでランチをしたりしたので、たまにはそういう普通の雰囲気の写真をアップしつつ、オーロラ2日目の写真をアップしていきたいと思います。

化石の森を撮る!- セドナ旅行 3日目 -

Prologue

 

2日目の振り返りです。

 

 

tetsurokt.hatenablog.com

 

 

“私のセドナ”を見つけるべく、早朝のカセドラルロックからスタート。大満足の日の出
、Hidden Spotから見たカセドラルロック。隠れ家を見つけた高揚感。Tetsu一行はすでにかなり満たされていました。

 

 

貴重な休みをセドナでのんびりしてもいいが、どこか足を延ばせる良いスポットはないか?

 

 

Google map片手に調べていると、ありました。

 

 

全く知らない国立公園が。

 

 

その名は化石の森国立公園

 

 

ほう、化石の森?なんという中二的な響きじゃないか?小さいころは化石にあこがれてたんだよ。きっと恐竜の化石かなんかが森のように生い茂っているんだろう?

 

 

まったく何が何だかわからない、がきっといいに違いない!ここに行ってカリフォルニアに帰る、それが3日目のミッションとなったのでした。

 

 

Episode

 

 

化石の森国立公園。

 

 

 

みなさんはいったい何を想像するでしょうか?

 

 

 

答えは英語にすると簡単にわかります。というか日本語訳に問題があるように感じるのですが。。

 

 

化石の森国立公園は英語でPetrified Forest National Park。Petrifyは石化。ハリーポッターの魔法でも出てきますよね?なので直訳すると“石化した森国立公園”が正しいと思うのです。響きは化石の森のほうがかっこいいですが。

化石の森国立公園には、珪化木(けいかぼく)と呼ばれる鉱物となった木がゴロゴロと転がっていることから名付けられ、また国立公園に認定されました。なぜ木が鉱物になったかというと、倒木の上に土砂が蓄積し、膨大な年月をかけて地層からの圧力をかけられると、もともと木の構成要素であった炭素、酸素、水素に、地下水に含まれる二酸化ケイ素が流入し、次第に置き換わっていきます。二酸化ケイ素は析出すると石英、透明度の高いものは水晶と呼ばれます。つまり希少価値が高いんですね。

 

そんなものがゴロゴロ転がっている化石の森国立公園、盗難とかあったりしないの?と思いますよね?実際に年間12トン前後もの珪化木が盗まれているようです。実際に目の当たりにするととても美しく、魔がさす気持ちもわからないではないですが、この遺跡の魅力が失われてしまうのはとても悲しいですね。

 

 

と、この公園の説明をさらっとしたところで、化石の森国立公園の魅力は珪化木だけではないんです。化石の森国立公園は敷地こそほかの国立公園に比べて狭いものの、前半はペインテッドデザート(Painted Desert)というカラフルな地層が鮮やかなエリアとなっており、後半に珪化木が転がるPetrified Forestが広がっています。

 

 

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Petrified Forest National Park - Painted Desert -



 

いきなりこれですよ。

 

 

化石の森国立公園とかいいながら、化石じゃないところでやられました。すごいです。いい景色。この景色はまだインスタとかでもあまり知られていないのではないかなと思います。

 

 

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Petrified Forest National Park - Painted Desert 2 -



どこから撮っても絵になります。

 

 

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Petrified Forest National Park - Blue Mesa -

 

ブルーメサと言われる青い地層もあります。トレイルも整備されていて下に降りていけるのですがおすすめです。地球とは思えない景色がそこにはあります。

 

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Petrified Forest National Park - Blue Mesa 2 -

 

 

そしてお待ちかねの化石の森。

 

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Petrified Forest National Park - 化石 -

ホントに水晶のようになっていますね!めちゃくちゃ硬くて、そして光っています。こんなレア鉱物がその辺に触れるようにゴロゴロしているなんて。。

 

 

無防備。

 

 

こりゃあ悪い人取っていきますわ。僕は撮るだけにしておきます。

 

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Petrified Forest National Park - 化石 2 -

なんていうんですかね。どうしてこの国立公園が有名じゃないのかなって思います。有名じゃないほうが盗難被害も少ないし、いいこと多いのかもしれないですけど。
僕はこの国立公園には、今までの生活から想像できないものがたくさん詰まっているような気がしました。珪化木自体は日本にもあるみたいですが、存在すら知りませんでしたし、たくさん勉強になりました。

 

スケールはグランドキャニオンなどの国立公園が圧倒していると思いますが、自然界の神秘に触れたい方はぜひお越しください。

 

 

Epilogue

 

化石の森国立公園について、ご紹介しました。いかがでしたか?

 

日本のサイトではまだまだ無名、かつアメリカ人の中でも知名度の低い国立公園です。ですが、だからこその良さもあるなと思いましたし、行く価値はあります。セドナやグランドキャニオンのようなメジャーな観光地からは離れているので少し足を延ばしにくいと思いますが、ぜひこの景色を見てみてください。

 

セドナ編はこれにて終了となります。お読みいただきありがとうございました。

カセドラルロックを撮る!- セドナ旅行2日目 -

Prologue

 

1日目の振り返りです。

 

 

tetsurokt.hatenablog.com

 

カリフォルニアを早朝に出発し、お昼過ぎにセドナに到着。
セドナ独特の赤土の岩に圧倒されながら、すでにデビルズブリッジベルロックという2つのスポットを写真に収め順調なスタート。

 

2日目の目標はその独特な形で有名なカセドラルロックを撮ること。まずはカセドラルロックから朝日を見るために、またも早朝から出発したのでした。

 

Episode

 

朝4時半、起床。

 

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Sedona - Cathedral Rock -

 

毎度のことですが、旅行中となるとどんなに疲れていてもぱっと目が覚めます。仕事に行く前はあんなに布団から出たくない自分が信じられません。枕があってないのかな?

 

カセドラルロックはセドナの中心にほど近いところにあり、トレイルの入り口まで車で行けます。

 

月も出ていない暗闇の中、装備を確認していざ出発。早速分岐があって迷子になりかけます。

 

“どっちだろー?”と話していると、慣れた感じで登っていくアメリカ人を見つけたので、きっとそっちだと思いついていくことに。明るいうちに下見くらいしておくべきでした。。

 

カセドラルロックに登るとは言っても、ホントに頂上までは切り立っていていけないので、トレッキングで行けるぎりぎりまで進みます。ルート上には石が積んであり、自分の登っている方角が間違ってないことを確認できます。

 

距離はそれほどありませんが、結構急な斜面を登ることになります。暗闇なので足元しか照らせず不安な中進みました。

 

 

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Sedona - Cathedral Rock 行き止まり -

 

ここが徒歩で行ける終着点です。この頃には結構周りも明るくなってきていますね。
この界隈から太陽の出てくる方角を見極めて朝日を拝みます。

 

 

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Sedona - Cathedral Rock 日の出 -

出てきました!セドナは周りに背の高い岩がたくさんあるので、日の出の頃には太陽にかなりパワーがあります。

 

 

朝からのトレイルも気持ちよく大満足。ホテルに戻って朝食を取り、その後の計画を考えます。

 

 

少しは街の散策をしようかということになり、市街地へ。その後、夕焼けの時間帯は夕日に燃えるカセドラルロックを撮ろうということになりました。今度はカセドラルロックからではなく、カセドラルロック撮るんです。

 

 

 

ここでセドナの地域の説明を。

 

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Sedona - 地図 -

 

右上のUptown Sedonaあたりが市街地になっており、たくさんの商店やレストランが集っています。ここからの風景はまさにディズニーランド。たくさんの人、おしゃれなショップ、赤土の岩。ビッグサンダーマウンテンはセドナがモチーフのようですね。

 

 

この地図の真ん中、ちょっと下にカセドラルロック (Cathedral Rock)があり、今回の目的地は Oak Creekを挟んだ反対側です。

 


川に反射するカセドラルロックを撮ろうという魂胆です。もし上手くいかなくても川辺の散策はきっと爽快です。

 

 

お昼を食べて満足した後、クレセントムーンパークに向かいます。
ここの駐車場(確か10ドルかかります)に車を止め、川辺に向かうと、ありました。

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Sedona - Cathedral Rock 反射 -


そしています、たくさんのカメラマンが反射するカセドラルロックを狙っています。

とてもいいスポットですが、川に流れがあるのと、木が生い茂っているのでもうちょっと角度を変えて撮りたいところです。

 

 

 


しばらく写真を撮って楽しんでいると、あるカップルに話しかけられました。

 

 

 

 

 

...もっといいスポットがあるんだよ)

 

 

 

 

なんと!?

つたない僕の英語力でもわかります。話は変わりますがアメリカ人はホントにきさくですよね。どこから来たの?とか、どれくらいセドナにいるの?とか話がどんどん繋がります。

 

 

彼らが言うには、Google mapには載っていないトレイルがあり、そこを進んでいくと数日前の雨による水たまりが出来ていて、カセドラルロックがよりきれいに反射しているんだ、とのこと。


これもなにかの縁!行くしかない!と即決して、いそいそとHidden Spotへ移動します。今回はその場所を教えてしまいます。

 

クレセントムーンランチの駐車場から出てすぐ右に徒歩で登っていくと、右にトレイルがあります。Google mapには載っていません。が航空写真を見ると確かに人が通った跡がわかります。

 

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案内図 - Cathedral Rock 絶景ポイントまでの道のり -

 

 

このトレイルを一目散に上っていくと、岩場があり、カセドラルロックが眼前に広がります。30分もかからないので、軽装備で問題ありません。

 

 

 

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Sedona - Cathedral Rock 反射 水たまり-

 

 

圧倒的な景色です。

 

 

運が良ければ岩場に水が溜まっており、反射するカセドラルロックを写真に収めることができるというわけ。

 

 

粘りました。それほど人はいないのですが、いい水たまりの数がそもそも少ないのでかなりの競争率です。

 

 

周りの人とコミュニケーションを取りながら、“Instagramやってる?フォローするよ!”とか言って仲良くなりました。彼らに今晩星を撮るか聞いたところ、セドナはフェニックスという町が近くにあるので、本当に条件が良くないときれいな星空は撮れないだろうとのこと。

 

 

話は脱線しましたが、そんなこんなで取れた夕焼けの写真がこれです。

 

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Sedona - Cathedral Rock 反射 夕焼け-



 

正直もう少し焼けるかなーと思いましたが、美しいカセドラルロックを秘密のスポットで撮影できたので大満足です。

 

 

今日はこれにて終了。本日も撮れ高のよい一日となりました。
すでにセドナ大満足のTetsu一行。残すはあと一日。どのように過ごすかもう少しおつきあいください。

 

 

Epilogue

 

カセドラルロック、いかがでしたか?
角度によって見え方の変わる本当に魅力的な岩だと思います。登ってもよし、周りを散策してもよし。結果的に、“私のセドナ”はカセドラルロックとなりました。

 

今回の旅行ではほとんど望遠レンズを使っていません。フルサイズ換算で15mm ないしは24mmのレンズがあれば満足できる写真が撮れると思います。
また三脚は必須だと思いますし、水たまりぎりぎりにレンズを近づけるために、三脚も大きく開くタイプの三脚が望ましいです。

 

リゾートの近くにある大自然。一石二鳥を楽しめる観光スポットは日本人が好きそうですよね。

 

日本からの観光客が多いこともうなずけました。カメラマンにもとてもおすすめのセドナ、ぜひ楽しんでくださいね。

パワースポットを撮る!- セドナ旅行1日目 -

Prologue

 

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Sedona - Mariposa Latin Inspired Grill 前から -


セドナ(Sedona)に2018年2月に行ってきました。みなさんセドナって知ってます?英語だとスィドーナと言わないと通じないですよ。日本人には安室さんが某芸人とのお忍びデートで言ったことで有名かもしれませんね。

 



セドナはアリゾナの中央付近にあり、高級リゾートかつパワースポットとして有名です。なんでもボルテックス(Vortex)という地球からのスピリチュアルでファンタジーなサムシングが噴出することで有名なんだとか。

 


高級リゾートとスピリチュアル。写真的観点から撮り高低そう...と思っていました。僕は神社やお寺は好きですが、あまりスピリチュアルなものを感じ取れないので正直興味ありませんでした。

 


しかし軽い気持ちで調べてみると、なかなか壮大な写真がたくさんインターネット上でアップされています。これはリフレッシュも兼ねてちょうどよい観光スポットかもしれないなということで、2泊3日で向かったのでした。

 

 

Episode

今回の旅も、南カリフォルニア、サンディエゴからのドライブ。一気にセドナを目指します。


およそ7時間のドライブ。結構長いですが、アメリカにいると3-5時間のドライブはまぁ行けるっしょ、7-8時間のドライブはちょっと遠いかな、10時間超えるとしんどいねーみたいな感覚になってきます。つまり狂ってきます。もはや狂気。

 

ほとんどの高速道路が無料というのも大きいですね。あまり距離を感じないんです。市街地を離れると速度制限75マイル(120km)とかも普通に出てきますし、渋滞もなくなります。朝5時に出発してガソリン休憩や妻と運転交代をはさみながら進みます。
途中、メキシコ国境と非常に近いエリアがあり、検問があります。僕らはカリフォルニアの免許証がありますが駐在員もこの道を通るときはパスポートを持っておいたほうがいいです。無くて面倒なことになった話も聞くので。

 

セドナはココニーノ(Coconino)国立森林公園の中にあり、赤土の岩と緑の濃い森林が程よいバランスで存在するリゾート地です。ボルテックスと呼ばれるパワースポットは4つあり、ベルロック(Bell Rock)カセドラルロック(Cathedral Rock)エアポートメサ(Airport Mesa)ボイントンキャニオン(Boynton Canyon)と呼ばれています。


行きやすさではエアポートメサ>ベルロック>カセドラルロック>ボイントンキャニオンの順でしょうか。エアポートメサはもはや車で行けます。ベルロックは道路の横にありますが、麓に行くには10分ほど歩きます。カセドラルロックはでかいので見るだけならどこでも見れますが、良いスポットに行くには散策が必要です。ボイントンキャニオンは最も市街地から離れていて、1時間ほどのトレイルに入る必要があります。


ところで、“私のセドナ”という言葉が、セドナ通の方の間では有名らしいです。セドナにはいろいろな見どころがあり、人それぞれ推しスポットが違うので、私のセドナはここ!という形で紹介しあうらしいのです。

 

僕らはパワースポットというよりは写真の撮れ高も加味して考えていたので印象的な形をしているベルロックとカセドラルロックに行くことにしました。
またVisitor Centerでおすすめされたデビルズブリッジ(Devil’s Bridge)にも行ってみることにしました。1日目は時間の関係でデビルズブリッジとベルロックへ。

 

デビルズブリッジに行くには往復2時間程度のトレイルに入る必要がありますが、写真が結構すごかったので見に行ってみることに。

 

注意点は、デビルズブリッジトレイルヘッド (Devil’s Bridge Trailhead) には車が停められません(少なくとも僕らが行った時には)。おそらくVultee Arch Roadは専用車両のみの道だと思われます。

なので僕達はLong Canyon Road沿いにある、Mescal Trailheadに車を停めて、歩きました。

 

 

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Sedona - トレイルにはこのような地図があります -


トレイルはそれほど起伏のない平坦なトレイルで、最後に少しだけ傾斜があります。難易度は低いのでご安心を。

 

 

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Sedona - Flatな歩きやすいトレイル -

 

 

赤土がいかにもセドナ!って感じです。この道を看板にしたがって進んでいくと...

 

 

 

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Sedona - Devil's Bridge -



 

これです。

 

 

 

こういうのを見たかったのです。

 

 

 

 

こういうアーチがアリゾナ州、ユタ州にはごろごろしているのですが、アーチの上を渡れる(ブリッジになっている)ところはあまりないです。

 

高さはそれなりにあるのでちょっと恐怖感がありますが、思ったよりは幅も広く安定しているのでみんなブリッジの上でポーズをとっていました。

 

僕たちは昼食後、確か15時くらいに行ったのですが、すでに影に入ってしまっています。南から南西にかけて、かなりでかいメサがあるため、太陽に照らされるのは午前中と予想されます。

もしくは太陽が高く上がる夏の時期。ですが、夏場はかなり暑くなるので、夏場に行かれる方は水と帽子が必須ですよ!

 

 

一通り写真を撮り終えると時間もないので早々に戻りベルロックに向かいます。

 

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Sedona - Bell Rock -



ベルロックはその名の通り鈴(ベル)のような形をした巨大な岩で、登れます。登れますが、かなり滑るのと明らかにクライミングの技術がないと登れないところも出てくるので、カメラを担いでいた僕たちは途中であきらめ、夕焼けを楽しむことにしました。

 

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Sedona - Bell Rock中腹から見た夕焼け -



赤土が夕焼けによりさらに燃えるように光っています。初日からとてもいいものが見れました。

 

 

今晩はベルロック近くにあるホテルに宿泊。

翌日はカセドラルロックから見る朝日がとても良いと聞いたので、日が出る前からカセドラルロックへのトレッキングが確定しました。

 

Epilogue

セドナは高級リゾート地と思われていて、それはそうなのですが、高級リゾートの周辺に数えきれないくらいのトレイルが隠れています。おしゃれな服だけでなく、動きやすい服や、トレッキングシューズを忘れずにお持ちください。

 

僕はベルロックからスピリチュアルな力を感じませんでしたが、圧倒されることは確かです。パワースポットではヨガをしたり瞑想している人も多くいるので、興味のある方はセドナの地で地球の力を感じてみてください。

モニュメントバレーを撮る! -後編-

Prologue

 

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- Monument Valley -

あまりにMonument Valleyが気に入ってしまった僕たちは、2018年7月に再び訪れてしまいました。前回はグランドサークルの触りしか回れなかったので、今回はザイオン、ブライスキャニオン、キャピタルリーフ、アーチーズ、キャニオンランズと各国立公園を回ってからのとどめのモニュメントバレーです。(モニュメントバレー以外も少しずつ記事にしていきますね)

 

過去記事はこちら。 

tetsurokt.hatenablog.com

 

 

そして今回はThe View Hotelが管理しているキャンプ場です。$30にも満たない金額で最高の景色を堪能できるとあって、ネットで見つけてソッコーで予約しました。

 

 

Episode

 

 

 

...わくわくが止まらない。

 

 

 

またあの景色に会える。

 

 

 

しかも今回は寒くない!(前回は指先がちぎれそうなほど寒かった)

 

 

 

あの絶景の前でキャンプができる!

 

 

 

1年もアメリカに住んでいるとすっかりアウトドアが恋しくなるようになりました。今回の旅ではモニュメントバレーの前に5つもの国立公園を巡って絶景を堪能してきましたが、やはりあの景色に会えるんだと思うと興奮してきます。なにもない道をまっすぐ進んでまたあの景色を目の当たりにしました。

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Monument Valley - キャンプ場から -


Monument Valleyは標高が1800mほどあるものの砂漠気候で日中の気温は40度近くあったかと思います。大粒の汗を垂らしながらテントを設営し、カメラをセット。タイムインターバルで撮影し、その間のんびりと休みます。

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Monument Valley - テント -



ただしかし今日は残念ながら雲が多く、きれいな写真は撮れないかーとかのんきなことをいいながら景色を堪能していました。ちなみにこのCamp場にはシャワーとトイレが完備されており、しかもぎりぎりWiFiが入るという神環境です。

 

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Monument Valley - 夕焼け前 -



最高の景色ですね。

 

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Monument Valley - 夕焼け中 -

 

やはり雲が多かったかー。あまり焼けてないですね。

 

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Monument Valley - 右の雲に注目 -



 

 

ん、なんか様子がおかしいな?

 

 

 

 

・・・ほとばしる雷鳴。

 

 

 

急に突風と大雨がCamp場を襲撃し、濡れたら困るものだけ持って車に逃げ込みます。(このとき結構テンパっていて写真は全く残ってません)テントは放置。

最悪飛んでったら仕方ないと思っていました。

 

 

...

 

1時間ほど経ったあとでしょうか。風はまだ強いものの雨脚が弱まったところで、テントの様子を見に行きます。テントが壊れたりはしていませんでしたが、中は雨で水浸し、風で砂まみれになっており、今日のキャンプはもう出来ないかと諦めかけていたところで、隣のテントのカップルが話しかけてきます。

 

 

...May I help you?

 

 

 

 

なんという優しさ!

 

 

 

 

本人たちもあの雷雨の直撃を食らったはずなのに!あとで聞いたらノルウェーから来たとのこと。彼らの情報によるともう嵐は過ぎ去って静かな夜になると思うよ、もし困ったことがあったらみんな同じ境遇だし遠慮なく声をかけてね、と言っていました。

 

 


ここで少し勇気をもらった僕たちは使い物にならなそうな水浸しのマットレスは外に出し、テントに寝袋を直にひいて少し寝ることにしました。

 

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Monument Valley - Moon Rise -



この日は1時過ぎから月が出てきてしまいました。が、夜空には星も出ており月と星とミトンビュートという幻想的な景色に出会えました。

 

 

そして逆側(テント側)にはこれでもかという天の川が

 

 

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Monument Valley - Milky Way -



 

 

テントが壊れかけなのは、本当に壊れかけなのです。

 

 

夏とはいえ砂漠気候。夜間は気温が下がります。嵐の直撃を受けて疲労困憊だった僕らはまた少し眠り、朝焼けの時間に再度起きることにしました。

 

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Monument Valley - 朝焼け、月 -



 

テントから外を見るとこの景色です。これを感動というのでしょうか。硬い寝床に浅い睡眠で体は疲れ果てていたはずなのに、心が震えました。

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Monument Valley - 朝日 -



 

Monument Valleyでの2度目の朝日です。2017年の冬、1回目あれだけ感動したので、2回目はそうでもないかもね、と妻と二人で言っていたのですがそんなことはありません。苦労した影響もあるのでしょうか、味わい深い朝日でした。周りの人たちも起きて静かにこの景色を堪能していました。

 

 

Epilogue

何度見てもいい景色。これに尽きます。

 

自然の厳しさを味わうと人は優しくなるんだなぁとも思いました。
キャンプはこれがあるからやめられないですね。自然と一体になるような感じがします。


キャンプ場の予約はここからできます。

http://monumentvalleyview.com/campground/

 

僕らはテントを張りましたが、RV(キャンピングカー)に宿泊している人も結構いました。でも一番いいサイトはテントサイトですね。RVサイトからだとモニュメントバレーまで少し距離があります。

ぜひみなさんにこの景色を楽しんでもらえたらと思います。どこから撮ってもフォトジェニックですよ!

モニュメントバレーを撮る! -前編-

Prologue

 

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- Monument Valley -

 

 

 

 

迷っていました。

 

 

 

 

どのようにまとめるべきか。

 

 

 

 

この絶景を。

 

 

 

 

2017年5月にサンディエゴに赴任となってから、色々なところに行きました。その中でダントツに印象に残っているのが、このモニュメントバレー (Monument Valley)です。
“行ってよかったとこ、どこ?”と聞かれたらモニュメントバレーと即答します(2019年3月時点)

 

なんというのでしょう。圧倒的な存在感。They imagine the American West (アメリカ西部を想起させる) とも言われますが、なぜか日本人の僕もノスタルジックな気持ちにさせられる何かがあるように思えます。

 

アメリカに赴任して2年足らずですが、すでに2回行きました。(2017年12月、2018年7月)冬も夏も、よかったです。

この絶景を紹介しなければならない!でも気持ちが入りすぎてどうまとめたらいいかわからない!とはいいつつ、今回まとめます。

モニュメントバレーについて少しご紹介すると、冒頭の有名な3つの巨大な岩(ビュートといいます)の写真が有名だと思います。しかしながらMonument Valley一帯にはビュートが数多くあり、見どころは複数あります。

 

有名な景色としてはThe View Hotelから見るいわゆる3つのビュート(ミトンビュートというそうです)と、映画Forest Gumpからその名がつけられたForest Gump Pointが有名でしょう。それ以外にもNavajo Road内にJon Ford PointやThree sistersなどの見所があります。

今回は2017年12月の旅行記として、ご紹介します。後編で2018年7月の旅行記をまとめたいと思います。

 

Episode

2017年冬、グランドサークル旅行を計画しました。グランドサークルとはユタ州とアリゾナ州にまたがる豊富な国立公園群を指します。

計画では、ラスベガスからホースシューベンド、アンテロープキャニオンを経由してモニュメントバレーへ。そのグランドキャニオンによって帰るという4泊5日の旅です。
モニュメントバレーから最寄りの町、カイエンタ(Kayenta) を過ぎるころから特有の赤茶けたビュートが増えてくるようになります。気持ちも高まりながらドライブ。途中右手に曲がって直進すると料金所があります(車一台$20)。ここはナバホの聖地であり国立公園ではないため国立公園の年パスが使えません。

 

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Monument Velley - 昼 -



突き当りのThe View Hotelからの景色がいきなりこれ。写真で見てきた景色のはずなのに、想像以上にすごいです。何がすごいんでしょうね?切り立った崖でもないし、道中似たような赤茶けたビュートは数多くあります。でも言葉を失わせるほどのすごさがこの景色にはあると思いました

 

The View Hotel 場所

 

 

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Monument Valley - John Ford Point -



駐車場からNavajoロードに入ると映画撮影に使われた景色が僕たちを待っていました。道は舗装されていないものの整備されており、SUVであれば個人でも問題なく入っていけると思います。

 

 

 

 

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Monument Valley - Forrest Gump Point -


ミトンビュートから離れ来た道を戻り、東の方へ車を進める途中にForest Gump Pointはあります。遠くに見えるビュートから延びる真っすぐな道路がフォトジェニックです。この道はちょうど西向きなので、今日はここで夕日を見ることに決めました。



ビュートがシルエットになり、夕日が沈む様子は幻想的です。

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Monument Valley - Forest Gump Point -

車が通る道路ではありますが見通しがよくシャッターチャンスは十分あると思います。もちろん車が来るたびに逃げる必要がありますが。夕日を見た後は、その日宿泊するGoulding’s Lodgeで食事をして星を見に行く計画を立てました。

 

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Monument Valley - 星 The View Hotel -


忘れもしないこの瞬間、The View Hotelに泊まっていたアメリカ人に”Are you taking a picture?”と話しかけられました。星を撮っていた僕が写真を見せると

本気の“Oh my God!!”を聞くことができました。

 

本気なので

 

 

 

Oh My God!!

 

 

 

くらいです。

 

本気の“Oh my God!!”ってあれですね。”おおぅまいがっ↑”みたいな感じなんですね。これから使っていきます。

実はThe View Hotelからの明かりが強すぎて(写真の手前が明るいのはそのせい)、星撮にはイマイチな環境なんです。ミトンビュートのバランスはすごくいいのにもったいない。。

ということで暗闇のNavajoロードに入って撮影することにしました。
ナバホルート星この日は風が強く、かつ気温が低かった影響もあるのか人生で最も星が見えた日でした。本当に手が届くのではないかと思うくらい。

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Monument Valley - 星 Navajo Trail -




この日は冬だったので典型的な夏の天の川は見えないのですが、冬の天の川も素晴らしい景色でした。この写真はForest Gump Pointに向かう途中の道端に車を止め、南に向かってシャッターを切っています。

 

 

 

人生最高の星空に大満足の僕たちですが、これだけコンディションが良ければ朝焼けもすごいはず。もちろんミトンビュートに行ってきました。

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Monument Valley - 朝焼け The View Hotel -



どうですかこれ。世界で最もきれいな朝焼けが見れる場所といっても過言じゃないですよ。このとき気温は氷点下。強風も相まって指先がちぎれるんじゃないかとも思いつつ夢中でシャッターを切ります。

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Monument Valley - 朝焼け2 The View Hotel -


12月はミトンビュートの右から日が出てきます。ミトンビュートはほぼ真東に向いているので天の川も朝日にも最高のロケーションです。

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Monument Valley - Forrest Gump Point -



日がひとしきり上がったあと、Forrest Gump Pointで写真を収めてMonument Valleyを後にします。本当に大満足の景色でした。

 

Epilogue

 

詳しいまとめは後編が終わった時に書きたいと思いますが、今思い出してもこの時の景色は印象的です。

僕たちはグールディングスロッジに宿泊しました。とても趣のある良い宿ですが、絶景のアクセスでいえばThe View Hotelが上回ります。値段が高く、予約が大変ですが、もし予約できるならThe View Hotelをおすすめします。

 

ただいえることは、絶対に朝日を見てください!夕焼けよりも印象的だと思いますし、くれぐれも日帰りはなさらぬよう。
方角はミトンビュートが東向き、Forrest Gump Pointは西向きです。どんな写真が撮りたいかでロケーションを変えるといいでしょう。

 

広角レンズは24mmが必要です。15mmだとちょっと広角すぎるかもしれませんが、それでも迫力ある写真が撮れますよ!

サワロ国立公園の巨大サボテンを撮る!- ニューメキシコ旅行 3日目後半 -

Prologue

 ニューメキシコ州編、最終回となります。

過去の記事はこちら。

 

tetsurokt.hatenablog.com

 

 

tetsurokt.hatenablog.com

 

 

tetsurokt.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

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Saguaro National Park - サボテン -

3日目は凍えながらもホワイトサンズの星と朝日を堪能しました。

 

帰り道はアメリカ大陸を横断しているInterstate-10(8号線)をずっと西に、住んでいるカリフォルニアに向かいます。

 

途中に、国定公園と国立公園があったので寄ってみました。

 

1つはチリカワ国定公園。場所的にはここです。

 

ホワイトサンズから車で4時間ほどのところにあります。ここは当初の計画に入れていなかったのですが、完全にノリで行くことに決めました。ホワイトサンズを9時前に出発できたので、夕方のサワロ国立公園には間に合うだろうと計算しました。

 

さらに進むとツーソンという町の近くにサワロ国立公園があります。

 

この国立公園はサワロという巨大サボテンで有名です。このサボテンのシルエットを撮ることを目標にしていました。

 

Episode

 

南西アメリカの乾燥ははんぱないです。

 

夏も日差しは強いのですが湿度が低いのでからっとしています。これはこれでいいところなのですが、僕たちの住む南カリフォルニアでは毎年乾燥による山火事が発生しています。草木もなんだか潤いが足りないようです。

 

一転、テキサスやフロリダなどは湿潤がひどすぎるらしく、夏の東京よりも不快だと聞いたことがあります。広いアメリカならではですね。

 

ホワイトサンズも例にもれずカラッとしています。砂漠気候なので当然ですが。

 

昨夜は寒くてあまり眠れなかったので、最初の運転は妻に任せて仮眠をとります。

その後、雑談をしていて、“サワロは昼間40度近くになるらしいよ”という話題になりました。サワロもまた砂漠なのかもね、あまり早くサワロ国立公園に到着しても外気温40度では観光もできないなーと。どこかで時間をつぶせないかなーとGoogle map Surfingを開始します。

 

すると、途中にチリカワ国定公園というノーマークの公園があることがわかりました。僕は国定公園、国立公園のピンバッジを集めているので、少し寄ってみることに。

 

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Chiricahua National Monument - Massai Pointより -



 

ニューメキシコからアリゾナに入ってすぐにあるこの公園は、これまで見てきた国立公園とは雰囲気が違いました。

なんというか、涼しい。いや、涼しくはないんでしょうが湿度を感じます。その証拠に苔が生えています。岩も赤い岩石が多いアリゾナにあって、黒い。なんだか不思議な気分でした。

 

Visitor Centerで観光時間はあまりないんだけど、楽しめるところはありますか?と尋ねると、Massai Pointから眺めと少しトレイルを入ったところにあるGrottがいいよ!とのこと。

お昼も食べつつ向かいます。

 

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Chiricahua National Monument - Balancing Rock -

こんな形の岩がゴロゴロしています。不思議ですよね。

 

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Chiricahua National Monument - Grott -

Grottとは岩で出来たうろのことで、こんな風景が自然にできるとはすごいなーと思わされます。

それほど時間もなかったので、トレイルを引き返しサワロ国立公園に向かいます。

 

 

サワロまではチリカワから2時間ほど。夕焼けには間に合いそうです。

サワロ国立公園はツーソンの東と西の2か所あり、僕たちは西に向かいました。夕焼けが取りたかったのと、西のほうがサボテンが密集しているとの記事を目にしたからです。

 

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Saguaro National Park - 夕焼け -



 サワロ国立公園はツーソンの町と隣接しているのですが、ゲートまで思ったより距離があります。たぶん30分以上はありました。

 

またサボテンは生きていて毎年大きさが変わったり、倒れたりするので、特定のおすすめスポットはないようです。

Red Hills Visitor Centerで尋ねると、Visitor Centerからほど近いDesert Discovery Nature Trailにサボテンがたくさん生えていていい形のサボテンが見つかると思うよ、とアドバイスされました。

 

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Saguaro National Park - シルエット -

 

自分なりにいい形のサボテンを探すのですが、思ったよりぴったりはまる“マイサボテン”が見つかりません。暗くなるぎりぎり前に見つけたのがこのサボテンでした。

 

実は星の写真も撮りたかったのですが、弾丸旅行で疲労困憊。ビールの誘惑に負けてしまい、今回の旅の写真はこれにて終了と相成りました。

 

Epilogue

 

カリフォルニアからニューメキシコまで、ざっくり片道1500kmの旅となりました。それを3泊4日、サラリーマンとはいえもっとゆっくり休みを取ればよかったです。

とはいえ、撮れ高の大きい旅でした。ホワイトサンズ、カールズバッド洞窟、サワロと目的はすべて行けましたし、なによりキャンプの思い出は一生ものです。

 

日本から来られた方でここまでハードな旅をする方はいらっしゃらないと思いますが、もしホワイトサンズを目的にアメリカまで行くよ!という方のために、(勝手に)お試しプランを考えてみました。

 

フライトではエルパソまで来ましょう!ロサンゼルスなどで一回乗り継ぎが必要だと思いますが、エルパソには国際空港があります。

そこでレンタカーを借りて、キャンプ用具をそろえましょう!夜はメキシコからほど近いエルパソの雰囲気を楽しんでください。

2日目はレンタカーでカールズバッドへ。朝一で向かってみて回りましょう。3時間ほどでちょうどよく回れると思います。

そのまま、すぐ横にある僕たちが行けなかったグアダルーペ山地国立公園へ。夕焼けを楽しんでエルパソ泊。

3日目はホワイトサンズへ。キャンプグラウンドを予約してその日はキャンプ。

4日目は朝日を見たあと出発。なぜか日本人に有名なサンタフェへ。車で4時間のドライブです。サンタフェを楽しむもよし、近くに先住民の歴史遺産があるのでそれをめぐるもよし。

5日目はアルバカーキにいって、レンタカーを返して日本へ。

 

4泊6日あればこれくらいの旅が組めるのではないかと思います。

 

ニューメキシコはニューヨークやロサンゼルスのような都市とも、カリフォルニアのワイルダネスとも違う、独特の雰囲気があります。僕たちもぜひもう一度行きたいと思っています。

ホワイトサンズを撮る!- ニューメキシコ旅行 3日目 -

Prologue

2日目の振り返りです。

 

日が出る前からカールズバッド洞窟を目指したTetsu一行。この世のものとは思えない鍾乳洞に驚きを感じつつ、ホワイトサンズのキャンプ場の確保にも成功!今日はついてる!

 

盲目的になりながらもキャンプ場を目指し、美しい夕暮れのホワイトサンズに大満足して少し早い就寝についたのであった。

 

 

Episode

 

 

夜。

 

 

 

なんだか寒い。風邪でもひいたかな?隣では妻がすやすやと眠っている。

 

寝袋にくるまっているのだから寒いわけないんだけどな、と思いつつ、昨日までは強烈だった風が収まっていることに気付く。

 

おもむろに起き上がり、テントの外を確認すると満天の星空!時間を確認すると深夜12時ころ。

 

寒気も眠気も吹っ飛んで、妻を起こしてYukkaと天の川のコラボを楽しみました。

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White Sands - Milky Way & Yukka -


周りに明かりがないので、このままだとホワイトサンズで鑑賞していることが伝わりません。

ライトを使ってちょっと遊んでみることにしました。

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White Sands - ライト使いました -



少し照らしてやるといい感じで砂の上にいることがわかります。星空自体はエルパソという巨大な町が近くにあるので少し光害が見られますが、十分にきれいな天の川が取れました。

 

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White Sands - Milky Way & Tent -



しばらく外で写真撮影していると気づく寒気。ここは砂漠です。夜は10度くらいまで一気に下がります。


昼間があまりに暑かったため薄着できてしまった僕は妻が余分に持ってきていた服を1枚借りて寝袋に包まります。

 

 

 

 

・・・寒い。

 

 

 

ひと眠りして気づくと朝3時。日の出にはまだ時間がありますが、あまりの寒さに目覚めました。

なんとか体を温めて眠ろうと努力しますが、熱を失った砂がテントの下にあり、底冷えしていました。

前日の疲れもあったので少し眠っては、寒さで起き、を繰り返し、少し白んできたのがわかります。

 

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White Sands - 朝 -

 


時間は朝6時。
大変な夜を過ごしましたが、どんな辛いことがあっても朝は来ます。むしろ辛いことがあった時ほど美しい朝が来るような気がするのは僕だけでしょうか?

 

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White Sands - 砂紋 -


昨晩の強風とは打って変わって静かな朝を迎え、White sandsはきれいな砂紋を作っていました。

あとで写真を確認して失敗したー!と思ったことがあります。それはレンズに砂がついていたこと。あれだけ風が吹いていたんだから当たり前といえば当たり前ですが。。

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White Sands - 乱反射 -

 

逆光だともろに光が乱反射してしまいます。。せっかくの写真が。。
皆さんはこんな失敗をしないように気を付けてくださいね。

 

朝は妻がコーヒーを入れてくれました。寒いホワイトサンズで飲むコーヒーはたまらなくおいしかったです。


ひとしきり体も温まり、日も上がってきたころに出発です!まだ気温もさほど高くなく、水と食料はかなり消費していたので、体力的には余裕のある帰り道となりました。

 

後ろ髪をひかれる思いでしたが、満足いく写真がたくさんとれたので、ホワイトサンズを後にします。

 

次の目的地はサワロ国立公園です。

 

 

Epilogue

ホワイトサンズに関しての旅はこれで終了です。次の回でサワロ国立公園のサボテンについて書きたいと思います。


個人的には色々大変な思いもしたものの、あの星空と朝日はその苦労をするだけの価値があったと思うので、せっかくホワイトサンズを目的とされるのであればBackcountry campingをぜひ検討していただきたいです。その際は昼間がどれだけ暑くても水と温かい服を忘れずにお持ちください。

 

もしCampが出来ないのであれば、少し歩く覚悟でParkingからは離れましょう。間違いなくきれいな景色を見ることができます。
撮影に関していくつかコメントを。広角と標準域のレンズ、PLフィルター、三脚があれば満足いく写真が撮れるでしょう。星撮の前景が暗くなるのでライトで少しだけ照らしました。風が強くレンズに砂が付きます。こまめにレンズの清掃をすること、外ではレンズ交換しないこと、に注意してください。最後に、荷物を軽くして行かれることをお勧めします。


アメリカの中でもここにしかない絶景が見れるホワイトサンズ。みなさんも行ってみたいなーと思っていただければ嬉しいです。

カールスバッド洞窟を撮る!- ニューメキシコ旅行 2日目 -

旅行日 2018年5月17 - 20日

更新日 2019年5月20日

 

Prologue

 

1日目の振り返りです。

 

tetsurokt.hatenablog.com

 


今回の旅程は3泊4日。南カリフォルニアからキャンプ道具を持って車で向かう強行軍です。近くにあるカールスバッド洞窟国立公園、帰り道にあるサワロ国立公園も楽しむ!ことを目標にしました。

 

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Carlsbad Caverns National Park


1日目はほとんど移動とホワイトサンズの夕景を撮影。

2日目にカールスバッド洞窟に行って、ホワイトサンズキャンプもする、一石二鳥プラン。

 

さてうまくいったのか、本編のはじまりはじまり。

 

Episode

 

朝5時、起床。


朝日が昇る前から、カールスバッド洞窟国立公園に向かって出発です。
旅のブログとか見ると、ホワイトサンズに行くならついでに近くにあるカールスバッド国立公園もおすすめ♪とか目にします。

 

 

 

ついで?

 

 

 

♪?

 

 

 

 

 

 

 

 

片道 3時間超

 

 

 

この日も運転は妻と交代交代。僕たちは運転していないときは寝ています。体力温存。

 

これ大事。負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、よく眠ること。大事MANブラザーズ。


朝イチは白目剥きながら運転してたかもしれません。山道を通ったりもしますが、そこはアメリカ。道も広く安心です。日が出てきてからはさらに安心。とくに何事もなくカールスバッド洞窟国立公園につきました。

 

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Carlsbad cavern National Park - 入り口 -



カールスバッド洞窟国立公園は世界最大級の鍾乳洞であり、かつその美しさで知られています。日本にいたときほとんど鍾乳洞に行ったことがなかったのですが、そのスケールは驚くべきものでした。

 

 

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Carlsbad Caverns National Park - 大広間 -



とにかくですね、広い!(左下が人の通れる通路です)

鍾乳洞とか狭くて、閉所恐怖症の人とか大丈夫かなってイメージあったんですが、全然問題ないと思いますね。

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Carlsbad Caverns National Park - シャンデリア -



こんな鍾乳石がどのようにできたのか、、もちろん注意書きを読めば長い歴史をかけて作られたことは頭では理解できるんですが、全く想像できません。
自然の驚異を目の当たりにできることは間違いないでしょう。

 

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Carlsbad Caverns National Park - 敵キャラ -


これ結構好きな写真です。ナイトメアビフォアクリスマスって映画に出てくる敵キャラに似てるなと思いました。

 

3時間あっという間です。この日は個人で回れるコースしか行っていないのですが、ツアーもあります。ツアーはもっと深く、細いところも見れるみたいです。個人で行けるところは観賞用、ツアーで行けるところは探検用と聞きました。

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Carlsbad Caverns National Park - はしご -

こんなところを降りていくんですかね?

 

 

カールスバッド洞窟内は暗いので、とてもいい景色ばかりなのですがスマホで撮影するのは難しいかもしれません。三脚はあったほうが良いと思います。鍾乳石を傷つけないようお気を付けください。

 

 

 

すでに大満足の2日目ですが、ここからが本番です。3.5時間かけてホワイトサンズへ戻ります。

 

 

早速Visitor Centerに駆け込みBackcountry Campgroundに空きがあるか聞くと

 

 

 

 

 

 

1個空いている!やりました!大勝利です!

 

 


しかもこのBackcountry Camping、いくらかかると思いますか??

 

 

 

 

 

 

正解は

 

 

 

 

 

 

$6なり。それも2人で。

 

 

安っ!て声に出ちゃいましたよ。

 

 

この時点で14時半。テント設営を考えても余裕だなーとか思っていました。
Visitor Centerで説明を聞くと

 

1 マイル (1.6 km) の道のりの先にテントを張ってよい札が刺さっているとのこと。


脱水症状予防のために、水は一人1ガロン持っていくとのこと。

 

トイレはないので、用をすましたかったら1 mile戻って駐車場にあるトイレでよろしくとのこと。


もちろん動植物を傷つけたりしないこと!を確認されました。

 

全然想定内。水1ガロンは多いなーって思いましたが、かなり乾燥しているのでそれくらい必要なのかも?って受け入れました。
それに加えてキャンプ用具、寝袋、撮影道具一式、食材、コンロをもっていきました。まぁ1mileくらいどうにかなるやろと思って。

 

 

・・・甘かったです。いろいろと。

 

 

そもそも、昼の気温は30度超えてます。砂漠なので日差しを遮るものはありません。かなり薄着、動きやすい装備でトレッキングを始めました。


1 マイルがコンクリならまだ進んだでしょうが、すべて深い砂の上。想像以上に進みません。なんでこんなに食材持ってきてしまったんやー!とか望遠レンズとかいらんやんけー!とか後悔しながら進みました。

 

絶望的な気持ちになりながらもなんとか到着。前日同様風が強かったので、砂山の裏側にある風をよけられそうなところにテントを設営します。

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White Sands - テント -

 

道中は諸々後悔しましたが、このBackcountry Campgroundは隣のテントまですごい離れており(砂山を越えたところにお隣さんがいる)、非常に静か、快適です。

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White Sands - 日清 -

 


ひとしきり景色を堪能した後のNo border。最高です。やはりね、美しい景色の前にBorderとかないんですよ。まぁこれ以上語ると長くなるからやめておきますけどね。

 

 

実はうっかりして撮影し忘れていたので、これは妻が撮っていた写真から拝借。

 

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White Sands - 昇天 -


いやー相変わらず天にも昇る美しさです。今日はここに泊まるのかと思うと自然と気持ちが高揚してきますね。

 

 

Epilogue

 

 

2日目、いかがでしたか?盛りだくさん過ぎて体力的にしんどかったですが、やり切れた達成感がほとばしってたのを覚えています。

 

ホワイトサンズのキャンプ場は駐車場から1 マイル離れています。人とは違ったところにいる感じ、まっさらなホワイトサンズはこれ以上ないフォトジェニックスポットといってよいでしょう。


3日目にはホワイトサンズの星空と朝日をご紹介します!楽しみしてくださいね。
きれいな景色だけでなく、痛い目にもあいましたが、、それも含めてご紹介します。。

 

 

まとめ (カールズバッド洞窟)

 

・カールズバッド洞窟はホワイトサンズから思ったよりも遠い

・でも行くだけの価値がある!何気に世界遺産である!

・入場料 $15 / 人。それ以外は無料だが有料ツアーもあり!

午後4時以降は入れないので、早めの時間に行くこと!

・6月-10月の夕暮れ時はコウモリの飛翔で有名

 

 

3日目の記事はこちら。

 

tetsurokt.hatenablog.com

 

 

tetsurokt.hatenablog.com