カセドラルロックを撮る!- セドナ旅行2日目 -
Prologue
1日目の振り返りです。
カリフォルニアを早朝に出発し、お昼過ぎにセドナに到着。
セドナ独特の赤土の岩に圧倒されながら、すでにデビルズブリッジとベルロックという2つのスポットを写真に収め順調なスタート。
2日目の目標はその独特な形で有名なカセドラルロックを撮ること。まずはカセドラルロックから朝日を見るために、またも早朝から出発したのでした。
Episode
朝4時半、起床。
毎度のことですが、旅行中となるとどんなに疲れていてもぱっと目が覚めます。仕事に行く前はあんなに布団から出たくない自分が信じられません。枕があってないのかな?
カセドラルロックはセドナの中心にほど近いところにあり、トレイルの入り口まで車で行けます。
月も出ていない暗闇の中、装備を確認していざ出発。早速分岐があって迷子になりかけます。
“どっちだろー?”と話していると、慣れた感じで登っていくアメリカ人を見つけたので、きっとそっちだと思いついていくことに。明るいうちに下見くらいしておくべきでした。。
カセドラルロックに登るとは言っても、ホントに頂上までは切り立っていていけないので、トレッキングで行けるぎりぎりまで進みます。ルート上には石が積んであり、自分の登っている方角が間違ってないことを確認できます。
距離はそれほどありませんが、結構急な斜面を登ることになります。暗闇なので足元しか照らせず不安な中進みました。
ここが徒歩で行ける終着点です。この頃には結構周りも明るくなってきていますね。
この界隈から太陽の出てくる方角を見極めて朝日を拝みます。
出てきました!セドナは周りに背の高い岩がたくさんあるので、日の出の頃には太陽にかなりパワーがあります。
朝からのトレイルも気持ちよく大満足。ホテルに戻って朝食を取り、その後の計画を考えます。
少しは街の散策をしようかということになり、市街地へ。その後、夕焼けの時間帯は夕日に燃えるカセドラルロックを撮ろうということになりました。今度はカセドラルロックからではなく、カセドラルロックを撮るんです。
ここでセドナの地域の説明を。
右上のUptown Sedonaあたりが市街地になっており、たくさんの商店やレストランが集っています。ここからの風景はまさにディズニーランド。たくさんの人、おしゃれなショップ、赤土の岩。ビッグサンダーマウンテンはセドナがモチーフのようですね。
この地図の真ん中、ちょっと下にカセドラルロック (Cathedral Rock)があり、今回の目的地は Oak Creekを挟んだ反対側です。
川に反射するカセドラルロックを撮ろうという魂胆です。もし上手くいかなくても川辺の散策はきっと爽快です。
お昼を食べて満足した後、クレセントムーンパークに向かいます。
ここの駐車場(確か10ドルかかります)に車を止め、川辺に向かうと、ありました。
そしています、たくさんのカメラマンが反射するカセドラルロックを狙っています。
とてもいいスポットですが、川に流れがあるのと、木が生い茂っているのでもうちょっと角度を変えて撮りたいところです。
しばらく写真を撮って楽しんでいると、あるカップルに話しかけられました。
...もっといいスポットがあるんだよ)
なんと!?
つたない僕の英語力でもわかります。話は変わりますがアメリカ人はホントにきさくですよね。どこから来たの?とか、どれくらいセドナにいるの?とか話がどんどん繋がります。
彼らが言うには、Google mapには載っていないトレイルがあり、そこを進んでいくと数日前の雨による水たまりが出来ていて、カセドラルロックがよりきれいに反射しているんだ、とのこと。
これもなにかの縁!行くしかない!と即決して、いそいそとHidden Spotへ移動します。今回はその場所を教えてしまいます。
クレセントムーンランチの駐車場から出てすぐ右に徒歩で登っていくと、右にトレイルがあります。Google mapには載っていません。が航空写真を見ると確かに人が通った跡がわかります。
このトレイルを一目散に上っていくと、岩場があり、カセドラルロックが眼前に広がります。30分もかからないので、軽装備で問題ありません。
圧倒的な景色です。
運が良ければ岩場に水が溜まっており、反射するカセドラルロックを写真に収めることができるというわけ。
粘りました。それほど人はいないのですが、いい水たまりの数がそもそも少ないのでかなりの競争率です。
周りの人とコミュニケーションを取りながら、“Instagramやってる?フォローするよ!”とか言って仲良くなりました。彼らに今晩星を撮るか聞いたところ、セドナはフェニックスという町が近くにあるので、本当に条件が良くないときれいな星空は撮れないだろうとのこと。
話は脱線しましたが、そんなこんなで取れた夕焼けの写真がこれです。
正直もう少し焼けるかなーと思いましたが、美しいカセドラルロックを秘密のスポットで撮影できたので大満足です。
今日はこれにて終了。本日も撮れ高のよい一日となりました。
すでにセドナ大満足のTetsu一行。残すはあと一日。どのように過ごすかもう少しおつきあいください。
Epilogue
カセドラルロック、いかがでしたか?
角度によって見え方の変わる本当に魅力的な岩だと思います。登ってもよし、周りを散策してもよし。結果的に、“私のセドナ”はカセドラルロックとなりました。
今回の旅行ではほとんど望遠レンズを使っていません。フルサイズ換算で15mm ないしは24mmのレンズがあれば満足できる写真が撮れると思います。
また三脚は必須だと思いますし、水たまりぎりぎりにレンズを近づけるために、三脚も大きく開くタイプの三脚が望ましいです。
リゾートの近くにある大自然。一石二鳥を楽しめる観光スポットは日本人が好きそうですよね。
日本からの観光客が多いこともうなずけました。カメラマンにもとてもおすすめのセドナ、ぜひ楽しんでくださいね。