尖塔を撮る!ブライスキャニオン国立公園
Prologue
グランドサークルを回る旅の中で、ブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)に行ってきました。
場所は、前回までのご紹介したザイオン国立公園から車で90分。アメリカで90分はかなり近い距離です。
とはいえ、ザイオン国立公園よりも標高が高く、気温がかなり低くなります。
ブライスキャニオン国立公園に行ったのは2018年7月なのですが、じつはその半年前、2017年12月にもチャレンジしており、その時は行く途中で吹雪に見舞われたため断念しました。。
ブライスキャニオン国立公園はザイオンやグランドキャニオンほどの人気はありませんが、特徴的な尖塔(フードゥーHoodoo)で知られる絶景ポイントです。
ブライスキャニオンの朝日がどこよりも素晴らしい、と言われているので、国立公園の近くに宿をとって、夕日、星空、朝日と堪能してきました。
Episode
ザイオン国立公園を昼過ぎに出発し、ブライスキャニオン国立公園にほど近い宿にチェックインしたのが午後3時ころ。
とりあえずブライスキャニオンをぐるって回る&夕日鑑賞をするために出発します!
ブライスキャニオンは南北に延びる国立公園で、北側にゲートがあります。
有名な尖塔が立つこの場所は、Amphitheaterと言われるゲート入ってすぐ、国立公園の北側にあります。
南側にはNatural BridgeやRainbow pointという見どころがあるのですが、正直言ってAmphitheaterにはかなわないなと思いました。
むしろAmphitheaterにはSunrise point、Sunset point、Inspiration Point、Bryce Pointという景色の良いスポットがあったり、キャニオンを降りていくトレイルがあったりと見どころ満載なので、可能な限りこちらに時間を割くことをお勧めします。
さて、僕たちが夕焼けを見に向かったのはBryce Point。
なぜその名の付くSunset Pointに行かなかったかというと、Amphitheaterはすべて道路から見て東側にあり、Bryce Point以外はすべて夕日の時間帯は太陽とHoodooを入れて写真に収めるのが難しいのではないか?と思ったからです。
結果から言うと、どこから撮ってもそれほど変わらないかと 笑
景色は圧巻なのですが、夕焼けという点では良い写真が撮れませんでした。
個人的な感想ですが、完全に見どころが東側によっているブライスキャニオン国立公園は、朝日最高、夕日困難な絶景スポットだと思いました。
(夕焼けもきれいだったという方、情報お待ちしています)
その日は宿でご飯を食べ、星を見に行きます。
場所は先ほどいったポイントとは違うところがよいという妻のアイディアも採用し、Sunset Pointへ。
周辺は真っ暗闇であまり地理関係が分からなかったのですが、先客のカメラの明かりを頼りに進みます。
天の川がばっちり見えていますね!
この写真はリムの上からとったのですが、Hoodooと天の川を一緒に撮るならトレイルを下って行ったほうが良いだろうと考え、少し下っていきます。
このトレイルはナバホループトレイル。
周囲をライトで照らしてあげないと何がなんだかわかりません。
赤いライトと白いライトを少しずつ当ててやることで、こんな感じの写真が撮れました!
もう少し角度を上に向けてみます。
ひとしきり満足して、翌日の朝日のために早々に就寝。
朝日はInspiration Pointが素晴らしいという情報を持っていたので、そこを目指しました。
この空気感と景色がたまらないですね。
東の空から朝日が昇ってきました!
Hoodooが黄金色に照らされてとてもきれいでした。
そのあとは、昨日少しだけ降りてみたナバホループトレイルを一周してみることに。
上から見るブライスキャニオンも美しいですが、その中を歩いていくのも格別です。
もっとも有名なHoodooはトールハンマー(Thor's Hammer)といって、Sunset Pointのすぐ近くにあります。
時間のない方はぜひこれだけでも見ていってください。
白とピンクの入り混じった不思議な地形が広がっています。この景色は世界広しといえどもここだけですよ!
Epilogue
ブライスキャニオン国立公園の景色はいかがだったでしょうか??
ラスベガスから4時間、ザイオンから90分のところにある絶景。
グランドキャニオンなどに比べると知名度が低いので忘れられがちですが、このブログを見て行ってみたいという方が増えたらうれしいです。
まとめ的に、ブライスキャニオンの見どころのおさらいをしておきたいと思います。
・ブライスキャニオンの尖塔はAmphitheaterに集中。
・南北に長い国立公園だが、Amphitheaterに行ければ満足できる。
・Amphitheaterはすべて東向きなので、朝日がきれい。(夕日がきれいという情報もあるが、実際にきれいに見ることは難しいと思われる)
・星空がきれい。標高2000越えで、光害の少ない国立公園。
それではまた!