ニュージーランドを撮る!南島編 その5 ミルフォード・サウンド - 誰もが目指すワイルダネス
さてさて、ニュージーランド編も大詰め!
今回はここを目当てにニュージーランドに行く方も多いであろう、ミルフォード・サウンドの体験記を書きたいと思います。
概要
まずはじめに、ミルフォード・サウンドについてご説明しますね。
ミルフォード・サウンドはフィヨルドランド国立公園の中の一部で、世界遺産に登録されています。
”サウンド”は入り江と言う意味ですが、この地は氷河が削ってできたため厳密にはサウンドではなくフィヨルドと言うのが正しいんだとか。
場所はこちら。
一見するとクイーンズタウンから近そうに見えますが、ぐるっと迂回しなければたどり着けないため片道で4時間かかる長距離移動を強いられます。
ここで注意!
*2020年2月にミルフォード・サウンドに向かう道で洪水が発生し一時封鎖されました。
その後も自家用車での訪問には強い制限がかかっていました。(2020年3月時点)
現在は封鎖が解かれ、移動制限はないようです。
https://www.nzta.govt.nz/projects/sh94-milford-road/sh94-milford-road-status/
というわけでいろんな抜け道的な行き方も検討しましたが、”クイーンズタウンからバスツアー”が最も体力的にも負担が小さいと判断しました。
自家用車の制限がなければレンタカーで日の出の写真を撮るつもりだったのですが。
クイーンズタウンでGray Lineというバスツアーに申し込みました。
往復のバスとミルフォード・サウンドのクルーズ、ランチがついて1人219NZドル(15,000円くらい)。
決して安くはないですが、ミルフォード・サウンドに行くなら絶対クルーズはしてください!
その価値ありです!
体験記
朝8時にクイーンズタウンを出発。道中は主に羊とのどかな牧草地帯を眺めながら、途中テ・アナウという町でトイレ休憩があります。
この街もツチボタルの洞窟があったり湖が綺麗だったりで見どころあるんですが、今回の旅では立ち寄っただけ。
湖の写真は撮りました。
風がなくて良い朝でした。ちょっと雲が出てきていますね。。
・・・
その後もミルフォードサウンドまでに2箇所立ち寄りました。
壮大な草原が広がってます!
バスツアーがひっきりなしに留まるのですが、幸いにも人がいない瞬間を撮れました。
風のない日はこんなに綺麗に反射するミラーレイクにも立ち寄ってくれます。
ミラーレイクには分かりづらいですが粋な仕掛けがあって、
わっかんないっすね。。すみません。
実は反転した"Mirror Lake"という文字が書かれていて、湖に反射するときちんと読める仕掛けなんです。探してみてくださいね。
・・・
その後さらに道は細くなり、切り立った崖を抜けていくことになります。
バスの移動中に撮った写真なので手前ぶれてますがご勘弁を。。
こんな感じのジュラシックパークに出てくるような絶景がみれます。寝てちゃダメですよ!
そして到着!
ちょっと曇ってますね。
実はミルフォード・サウンドは晴天率が低いことでも有名で、晴れてる日に当たった人はラッキーです!
雨は雨で、雨天しか現れない滝があったり、滝の水量が増えたりして楽しいですよ!
写真はね、、晴れてる方がやっぱりっていうところはあるんですが。
バスツアーですと、到着してトイレ休憩くらいの時間しかなくすぐにクルーズのスタートです。
この細くて繊細な滝がのちに惨劇の舞台となります。
(ブログの下に動画を載せました)
イルカも見れました!船長さんが発見して追いかけっこしてくれます。
雨の日ならでは、新しい滝が生まれています。
アザラシもみれます。野生動物の宝庫ですね!
・・・
そしてこのクルーズ最大のハイライトが、
冒頭の滝に突っ込みます!
Go Proで撮影しました。
水圧と風圧がヤバイ!
でも楽しい!!
ので、ミルフォード・サウンドへ行く際はぜひクルーズをおすすめします!
帰りは晴れました!
壮大な景色あり、野生動物あり、アドベンチャーあり、というミルフォード・サウンドクルーズはおすすめのアクティビティです!
クイーンズタウンからだと丸1日かかってしまうのですが、体験して損はしないと思います。
皆さんの参考になれば幸いです!
ニュージーランドを撮る!南島編 その4 ワナカ湖 - 心に響く一本の木
投稿日:2020年4月23日
あぶないあぶない。
油断をするとまたブログのアップが遅れてしまう。
1週間くらい空いてしまいましたが、今回はワナカ湖をご紹介したいと思います。
ワナカの見所は
①ワナカツリー!
②ロイズピーク!
③氷河が見れる!
となってます。僕のブログでは主にワナカツリーについてご紹介。
場所はこちら。
南島を観光するなら確実によることになるであろう、クイーンズタウンから車で1時間ほどのところにある湖畔の静かな町です。
①ワナカツリー!
この町で最も有名なのは"ワナカツリー"と呼ばれる一本の木。
世界で最も有名な木とも言われています。
Google Mapで#ThatWanakaTreeと記載されている場所に佇んでます。
市街からもほど近いのでアクセスは抜群。
まずは写真をご覧ください。
海外絶景写真とかで取り上げられることも増えてきたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、湖の中から顔を出す特徴的な形をした木がワナカツリーです。
この日もたくさんの人が写真を撮りに来ていました。
ワナカ湖は南島で3番目に大きい湖ですが、風のないコンディションであれば綺麗に反射した写真が撮れます。
日が沈むと色が変わります。
ブルーアワーって最高ですよね。カメラをやってたらこの時間帯ははずせないです。
ワナカはクイーンズタウンに比べると標高も高いので、星がめちゃめちゃ綺麗に見えます。
ワナカツリーは町に近いのですが、それでもこれくらいの美しさ。
北東向きにカメラを構えることになりますので、特徴的な星座は見当たらないかもしれないですね。
星空もテカポと変わらない、もしくは上回る美しさです。
ワナカツリーとは違うスポットですが、こんな写真が撮れますよ。写りすぎて気持ち悪いくらい 笑
南十字星も写ってます。お分かりいただけますか??
②ロイズピーク
ロイズピークはあまりにもフォトジェニックということでここ最近急速に有名になったスポット。
日が昇る前から登山を開始して、山頂で夜明けを見るのが猛者たちのトレンドの様です。
僕たちはフライトの関係もあって途中までしか行けませんでしたが、山頂からはこんな景色が見れる様です。(写真お借りしました。下記リンクも参考にしてください)
https://serenaslenses.net/roys-peak-hike-the-most-instagrammable-spot-in-new-zealand/
すっごいいい景色ですよね!
トレイルの入り口まではワナカの町から20分くらいで行けてしまうので、とても魅力的です。
が、勾配がマジでエグいです。。
ひたすら黙々と登り続けるので、ハイキングシューズと覚悟が必要です。
往復は6時間かかると言われているので、朝日を見たい人は朝4時には登り始めないといけない計算、、
僕は妻の膝の状態が良くないこともあって、優先順位を下げて途中まで行ってみることにしました。
30分くらい登っただけですが、とても綺麗な景色を味わえますよ。
ただ勾配はきついです(大事なことは2度言う)
③氷河が見れる!
時間がなくて僕はいけてないのですが、ワナカから車で1時間ほどでロブ・ロイ氷河へ向かうトレイルにいけます。
写真などは下記のブログを参考にされてください(英語です)。
https://www.we12travel.com/rob-roy-glacier-track/
南島で最も有名な氷河の一つはマウント・クックなのですが、わざわざマウント・クックまで行かなくても氷河が見れる!と言うことで地元の人はおすすめのスポットなのだとか。
まとめ
ワナカはあまり有名なスポットではないと思いますが、1-2泊しても十分楽しめるスポット満載です!
僕は南島で一番好きな町になりました。
おまけですが、クイーンズタウンとワナカ の間はセントラル・オタゴと言われるエリアで、ワインが超有名です。
観光ついでにワイナリー 巡りも楽しめるこの町に遊びに行ってみませんか??
ニュージーランドを撮る!南島編 その3 マウント・クック - 実は湖もすごい
投稿日:2020年4月10日
マウント・クックは国立公園にも指定されており、有名な景勝地なのですがこの国立公園を目的にニュージーランドに訪れる人は少ないのでは?
というのも、クライストチャーチからもクイーンズタウンからも遠いその立地。
どちらからも車で3時間以上かかってしまう距離にあります。
しかし僕はマウント・クック、めちゃくちゃお勧めします!
ここが凄いよ、マウント・クック!
①湖がエグい!
②マウント・クックに繋がる道が凄い!
③簡単なハイキングコースがある!
④ヘリなどのオプションも豊富!
順にレポートしていきます。
①湖がエグい!
マウント・クックのすぐ側にある巨大な湖はプカキ湖というのですが、この湖がエグいです。
まず、衛星写真をみてみましょう。
色、エグくないですか!?
航空写真でこんなに色が違う湖みたことないですよ!
というわけで実際に見たプカキ湖がこれです。
ホントに見たことない色なんですよ!
マウント・クックに向かう道中はこの湖を横目にドライブすることができてめちゃくちゃ楽しいです。
プカキ湖の南岸には駐車場があって、そこからマウント・クックを見ることができます。
この湖の色も相まって凄い景色ですよ!
②マウント・クックに繋がる道が凄い!
マウント・クックに至る道はずっとマウント・クックを見ながら進むことができるので、とても映える写真が撮れます!
これはプカキ湖脇の駐車場から撮りました。
さらに先に進んで行ったところにも、とても良い場所があります。
(一応顔隠してみました)
道路がマウント・クックにまっすぐつながっているように見える、とてもいい景色の場所です!
見通しはいいですが車がすごいスピードで通過していくので、気をつけてくださいね。
③簡単なハイキングコースがある!
マウント・クックは氷河が残っていることで有名です。
その氷河湖まで簡単に行けるトレイルがあるのが、この国立公園の魅力!
トレイルはフッカー・バレー・トラックと言います。
トレイルのすぐそばに駐車場があります(お昼時は混んでるかも)。
このトレイルは往復3時間かかりますが、ほとんど登り坂もなく運動不足の方でも簡単にチャレンジできるのでぜひ行ってみてください。
(ストローラーは難しいと思います)
途中吊り橋があってちょっと揺れるのですがそれがまた楽しい。
写真手前の橋が第1の吊り橋、奥の湖がミューラー湖です。
道中、こんな感じで綺麗な景色が続きます。とても気持ちいいです。
ここがトレイルの終着点、フッカー湖。
夏でも氷が溶けずに湖に浮かんでいるんです!(泳いでいるクレイジーな人たちもいました)
一個捕まえてみましょう。
氷河はどんどん溶けて量が減ってきている様ですが、なんだかニュージーランドの歴史に触れた様な気がして感慨深かったです。
④ヘリなどのオプションも豊富!
氷河湖までハイキングできると言っても、氷河の上に乗れるわけではないです。
氷河に乗ってみたい、潜ってみたいという方はヘリハイクなんていうオプションもあります。
(これは僕たちもやってないので、やったという方はぜひ感想を聞かせてください)
https://www.helicopter.co.nz/english/heli-tours/view/tasman-glacier-heli-hike
例えば上の様なサービスがあって、実際に氷河の上までヘリでひとっ飛び!
その後1-2時間くらい、氷河の上を歩いたり洞穴に入ったりするアクティビティです。
楽しみ方もいろいろなマウント・クック、ぜひ旅程に盛り込んでみてください!
ニュージーランドを撮る!南島編 その2 テカポ - 善き羊飼いの教会の撮り方を考える
投稿日:2020.04.07
テカポは星空が美しいことで有名な湖畔の街です。
湖もミルキーブルーで美しいのですが、なんと言っても湖畔にある教会 - 善き羊飼いの教会がとてもいい味を出しているんです。この教会を見たらすぐテカポって分かりますね。
この教会と星空を撮ることが今回の目的。
星空が綺麗なだけあって、都市からのアクセスは遠め。クライストチャーチから3時間のドライブが必要です。
道中も羊がいたり壮大な景色で綺麗なんですけどね、僕らが行った日は生憎の雨だったので途中の写真はありません。。
テカポ湖と言えばこの教会 - 善き羊飼いの教会。
この教会を撮るに当たって、教会の情報についてお伝えしたいと思います。
善き羊飼いの教会は、テカポ湖の南岸にあります。
テカポ湖南岸には宿泊施設が多くあります。(と言っても数は限られてますが)
そして教会の写真を撮るに際し一番大事なのがこれ。
朝焼けの時の写真なんですが、お分かりいただけますか?
柵があるんですよ。(後ろにあるのがテカポ湖です)
日中は開放されているので近づけるのですが、夜間は閉鎖されるため近づけません。
僕は教会のすぐ下から超広角のレンズで星と教会の写真を撮りたかったのですが、この柵があるため不可能であることが分かりました。
とは言いつつ当日は雲が出ていてバッチリではありませんでしたが、下のような写真が撮れました。
この写真は湖を背にして、教会を撮ってます。南東に向かってカメラを構えているということですね。
すると天の川や南十字星が写ってくれました。
しかし超広角で撮ってるので教会がイメージしていたものより小さくなってしまいました。
もし教会をメインで撮りたい方はフルサイズ換算で20 - 30mmくらいのレンズだといい感じに写るのではないかと思います!
角度的には天の川も写るのでこの角度がいいのではないかと思うのですが、一つ難点があります。
超強力なライトがあるんです!
広角で撮るとどうしてもこのライトの影響を受けてしまうんですよね。。
こだわりの一枚を撮りたい方、これらの条件を考えてどの写真を撮りたいか写真にイメージしてみてください!
・教会の正面の写真?
・教会はアップにする?
・天の川の写真?
・公害の少ない星空の写真?
これらから自分のベストの角度、レンズ選択をしてみてください。
個人的な感想ですが、テカポは確かに星が綺麗に見えますが、やはり町の明かりが気になります。
テカポからマウントクックの方に少し離れてしまった方が星は綺麗に撮れると思います。
ただ、やはりこの教会とセットで撮りたいという方はいると思うので、そういう方は教会をきちんと目立たせるために20-30mmくらいのレンズを用意いただけるといいのかな、と思いました。
ニュージーランドを撮る!南島編 その1 概要
投稿日:2020.04.03
2020年コロナの騒ぎが大きくなる前に、ニュージーランドに行ってきました!
ニュージーランドは見所が多すぎるので、今回は南島に1週間ほどの滞在となります。
南島の主な観光地についてマークで示しました。
赤マークが、南島の主要な空港を持つ街であるクライストチャーチとクイーンズタウンです。
クライストチャーチは東沿岸部にある南島最大の都市であり、整備されたガーデン、食のマーケットなど観光もしながら何不自由なくニュージーランドを楽しめます。
唯一ケチがつくとすれば、最寄りの有名観光地(テカポ)まで車で3時間ほどかかってしまうという孤立した立地でしょうか。
とはいえクライストチャーチそのものが十分楽しい町ですし、北に向かえばワイナリー があるなど楽しみ方次第で魅力的な町に変わります。
クイーンズタウンはワカティプ湖畔にある風光明媚なリゾート地です。
有名な観光地、ミルフォード・サウンドへ向かうには確実に経由する街で、その他にもロード・オブ・ザ・リングの背景に使われた土地が近く、ワイナリー もたくさんあるなど観光に適した中継点と言えます。
やや物価が高めな印象はありましたが、南島に初めて行く人は確実にこの町によることになるでしょう。
青マークは、主要な観光地となりますが拡大して紹介します。
続く記事でこれらの観光のポイントを紹介していきたいと思いますが、代表的な写真を載せていきますね。
テカポ
- 星空で世界遺産を狙う、アジア人に超有名なスターゲイジングスポット。テカポ湖のミルキーブルー、善き羊飼いの教会も有名。
マウント・クック
- プカキ湖の奥にそびえる南島最高峰の山。国立公園に指定されており、夏でも溶けない氷河のトレッキングが可能。
ワナカ
- 世界で最も有名な"木"を持つ、落ち着いた雰囲気の湖畔の街。
ミルフォード・サウンド
- フィヨルドランド国立公園に位置する世界遺産。氷河によって削られた入り江と切り立った岩山が風光明媚。
これから何回かに分けて、ニュージーランドの観光と写真を紹介していきます!
どうぞよろしくお願いいたします。
尖塔を撮る!ブライスキャニオン国立公園
Prologue
グランドサークルを回る旅の中で、ブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)に行ってきました。
場所は、前回までのご紹介したザイオン国立公園から車で90分。アメリカで90分はかなり近い距離です。
とはいえ、ザイオン国立公園よりも標高が高く、気温がかなり低くなります。
ブライスキャニオン国立公園に行ったのは2018年7月なのですが、じつはその半年前、2017年12月にもチャレンジしており、その時は行く途中で吹雪に見舞われたため断念しました。。
ブライスキャニオン国立公園はザイオンやグランドキャニオンほどの人気はありませんが、特徴的な尖塔(フードゥーHoodoo)で知られる絶景ポイントです。
ブライスキャニオンの朝日がどこよりも素晴らしい、と言われているので、国立公園の近くに宿をとって、夕日、星空、朝日と堪能してきました。
Episode
ザイオン国立公園を昼過ぎに出発し、ブライスキャニオン国立公園にほど近い宿にチェックインしたのが午後3時ころ。
とりあえずブライスキャニオンをぐるって回る&夕日鑑賞をするために出発します!
ブライスキャニオンは南北に延びる国立公園で、北側にゲートがあります。
有名な尖塔が立つこの場所は、Amphitheaterと言われるゲート入ってすぐ、国立公園の北側にあります。
南側にはNatural BridgeやRainbow pointという見どころがあるのですが、正直言ってAmphitheaterにはかなわないなと思いました。
むしろAmphitheaterにはSunrise point、Sunset point、Inspiration Point、Bryce Pointという景色の良いスポットがあったり、キャニオンを降りていくトレイルがあったりと見どころ満載なので、可能な限りこちらに時間を割くことをお勧めします。
さて、僕たちが夕焼けを見に向かったのはBryce Point。
なぜその名の付くSunset Pointに行かなかったかというと、Amphitheaterはすべて道路から見て東側にあり、Bryce Point以外はすべて夕日の時間帯は太陽とHoodooを入れて写真に収めるのが難しいのではないか?と思ったからです。
結果から言うと、どこから撮ってもそれほど変わらないかと 笑
景色は圧巻なのですが、夕焼けという点では良い写真が撮れませんでした。
個人的な感想ですが、完全に見どころが東側によっているブライスキャニオン国立公園は、朝日最高、夕日困難な絶景スポットだと思いました。
(夕焼けもきれいだったという方、情報お待ちしています)
その日は宿でご飯を食べ、星を見に行きます。
場所は先ほどいったポイントとは違うところがよいという妻のアイディアも採用し、Sunset Pointへ。
周辺は真っ暗闇であまり地理関係が分からなかったのですが、先客のカメラの明かりを頼りに進みます。
天の川がばっちり見えていますね!
この写真はリムの上からとったのですが、Hoodooと天の川を一緒に撮るならトレイルを下って行ったほうが良いだろうと考え、少し下っていきます。
このトレイルはナバホループトレイル。
周囲をライトで照らしてあげないと何がなんだかわかりません。
赤いライトと白いライトを少しずつ当ててやることで、こんな感じの写真が撮れました!
もう少し角度を上に向けてみます。
ひとしきり満足して、翌日の朝日のために早々に就寝。
朝日はInspiration Pointが素晴らしいという情報を持っていたので、そこを目指しました。
この空気感と景色がたまらないですね。
東の空から朝日が昇ってきました!
Hoodooが黄金色に照らされてとてもきれいでした。
そのあとは、昨日少しだけ降りてみたナバホループトレイルを一周してみることに。
上から見るブライスキャニオンも美しいですが、その中を歩いていくのも格別です。
もっとも有名なHoodooはトールハンマー(Thor's Hammer)といって、Sunset Pointのすぐ近くにあります。
時間のない方はぜひこれだけでも見ていってください。
白とピンクの入り混じった不思議な地形が広がっています。この景色は世界広しといえどもここだけですよ!
Epilogue
ブライスキャニオン国立公園の景色はいかがだったでしょうか??
ラスベガスから4時間、ザイオンから90分のところにある絶景。
グランドキャニオンなどに比べると知名度が低いので忘れられがちですが、このブログを見て行ってみたいという方が増えたらうれしいです。
まとめ的に、ブライスキャニオンの見どころのおさらいをしておきたいと思います。
・ブライスキャニオンの尖塔はAmphitheaterに集中。
・南北に長い国立公園だが、Amphitheaterに行ければ満足できる。
・Amphitheaterはすべて東向きなので、朝日がきれい。(夕日がきれいという情報もあるが、実際にきれいに見ることは難しいと思われる)
・星空がきれい。標高2000越えで、光害の少ない国立公園。
それではまた!
聖域を撮る!- ザイオン国立公園その3 -
Prologue
こんにちは、いつもご覧くださりありがとうございます。
今回はザイオン国立公園(Zion National Park)の最後のパートです。
まずは前回までのおさらいから。
ザイオン国立公園には2018年7月に行きました!
到着した日はナローズ(The Narrows)のトレッキングをして、キャンプで宿泊。
夕焼けと星空を楽しんだんでしたね。
2日目はエンジェルスランディング(Angels Landing)に上ってきました!
”天使が降り立った地”と名の付く景色をぜひお楽しみください。
Episode
Angels Landing。
数多くあるトレイルの中でも、スリルのあるトレイルが好きな人が集まるトレイルです。
もちろんその先にはZion Canyonを見晴らす絶景が。
この日は昨晩星を見たこともあり、少し遅い起床。朝7時。
朝食を取りテントを畳んですぐVisitor Centerに向かったものの、シャトルバスは長蛇の列。。
みなさん、ハイシーズンにザイオンに行く場合はあさイチのバスに乗るくらいのつもりで挑みましょう!(教訓)
1時間ほどバスを待って、Angels Landingのトレイルヘッド (The Grotto)についたのは朝9時半ごろ。
Angels landingは片道2.4マイル(4km弱)のトレイルです。距離的にはそれほど長くないのですが、勾配がきついので思ったよりも体力を消耗すると思います。
僕たちはバスで待たされた分を取り返そうと遮二無二登り始めました。
序盤に訪れるスイッチバッチが体力を毟りとって行きますが、ここはただの通過点。
Angels Landingが人気があるのは景色がいいだけではなくて、この鎖場。
狭い通路にある鎖を支えに上っていく必要があります。両サイドは切り立った峡谷。
高所恐怖症の人や小さいお子様連れにはおすすめできないトレイルです。
しかしこの鎖場を抜けると、Zion Canyonを独り占めしたような景色が広がっています。
これがこのトレイルに来た価値ですよね。
Angels Landingの頂上はそれほどスペースがありませんが、それぞれが思い思いのポーズで写真を撮っていました。
小1時間この景色を堪能して下ります。
下りは下りで、細い道を上る人とすれ違うので注意して帰りましょう。
だいたい往復で4時間くらいで帰ってくることができました。
Epilogue
3回にわたってザイオン国立公園をご紹介しました。いかがだったでしょうか?
1泊2日で密度の濃い旅行ができたなぁと大満足です。
ザイオンの見どころはもっともっといっぱいあって、今回僕たちが紹介できたのはたった2つのトレイルなのですが、もし他にも興味があるという方はこちらのサイトを参考になさってください(英語です)。
このサイトがとても参考になったので、英語が苦じゃない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
とはいえ、7月のザイオンはハイシーズン。
思ったことは”早起きして活動を開始しよう!”ということ!
バスの待ち時間も半端じゃないですし、駐車場も見つけるのに時間がかかります。
日中の気温も高くなってしんどいので、朝早く出発して誰もいない絶景を満喫するのがおすすめですよ!
聖域を撮る!- ザイオン国立公園その2 -
Prologue
みなさんこんにちは、ザイオン国立公園編の第二回です。
前回の内容はこちら。
旅行初日は、ザイオン国立公園の中でも有名なナローズ(The Narrows)のトレッキングをしたんですね。
その日はキャンプをしたので、その周りの様子を少しお伝えしたいなと思います。
すごくいいキャンプ場だったので、ザイオン国立公園に来る方はキャンプが楽しいですよ!
Episode
ナローズ探検に満足したあとは、シャトルバスを使ってVisitor Centerまで戻ります。
今日のキャンプ場はVisitor Center横のこのキャンプ場。
国立公園入口まですぐの最高の立地です。
ご予約はこちらから。
https://www.nps.gov/zion/planyourvisit/south-campground.htm
Zion Canyonの中に泊まれるのは、Zion Lodgeを予約できた栄誉ある(懐の面でも)人たちだけ。
庶民派はキャンプですよ、コストも抑えられますし。
このキャンプ場のいいところは、なんといっても絶景が近い。
その次にシャワーの水圧が良い!
絶景についてですが、先ほどナローズで登っていた川、Virgin Riverがすぐ裏に流れていて、これとWatchmanという裏山の景色がなんとも素晴らしいんです。
実をいうとベストスポットは下の交差点付近にある橋からの眺めらしいんですが、僕たちはキャンプ場から少し歩くので近場の河原で夕焼け鑑賞しました。
手前に流れている川がVirgin River、もっとも背の高い山がWatchmanです。
ちなみにWatchman trailというトレイルがありますが、Watchmanの頂上には行けないそうです。
まだきれいに焼けていないので、この場所に占拠してWatchmanが赤く染まるのを待つことにしました。
もう少し時間が経つともっと赤くなります。
話は変わりますが、僕は自称晴れ男です。
旅行先で雨に降られたことって数えるくらいしかないんですよ。日頃の行いってやつでしょうか??
今回も快晴!赤く染まるWatchmanを拝むことができました。
キャンプ場はCanyonの中にあるので、夕日自体を拝むことはできません。
さて、晩御飯も食べてシャワーを浴びて。周りが暗くなってきました。
暗くなってすることといえばそう、みなさんお分かり星空観賞です。
快晴、月なし街灯なし。星を見るには最高の環境です。
とりあえずどれくらい撮れるか自分たちのテントの前で適当に撮影してみます。
めっちゃ撮れるやん
(右の車が僕たちの愛車です Honda Civic)
ということでいそいそと真っ暗闇の中さっきのVirgin Riverのそばまで行ってみました。
(あまりに暗すぎて、ちょっと奥まで行けなかったビビりです)
15 mm Fisheyeで撮影しています。
一番右の山がWatchmanですね。
この時は7月。天の川もきれいに出ています。
Watchman上空を漂う天の川が見れたことに感謝しながら、この日は就寝しました。
Epilogue
すべての写真がZionのキャンプ場からすぐ行ったところから撮影したものです。
本当に自然と一体となったような気持ちになりました。自然が身近すぎて、その辺に鹿もたくさんいました。
翌日はエンジェルスランディング(Angel's Landing)というトレイルに挑戦です。
ぜひ次回も楽しみにしていてくださいね。
Instagramもやっています。
聖域を撮る! - ザイオン国立公園 その1 -
Prologue
ザイオン国立公園 (Zion National Park) をご存知だろうか?
ちなみに僕はアメリカに来るまで、まっっっったく知らなかった。
アメリカの国立公園と言えば、グランドキャニオン。それくらいしか知識がありませんでした。
ザイオン国立公園はいわゆるグランドサークルの中に属する、絶景が連続の国立公園。
敷地はそれほど広くないものの、アメリカ人にはグランドキャニオンよりも人気があると言われるほどの有名な国立公園です。
ヘブライ語で”聖域”を意味するZionを冠した、歴史ある国立公園なのです。
ザイオン国立公園のベストな楽しみ方は、ずばりハイキングです!
Zion Canyonはわずか6マイルの舗装された道路しかなく、そこをシャトルバスが行き来しています。
自分たちの行ってみたいトレイルの出発点までシャトルバスで行き、絶景が連続のトレイルに挑む、というのが基本的な楽しみ方になります。
ザイオンの何がそんなにすごいのか。
それはこのブログを見ればわかります (ハードルを上げていくスタイル
ザイオン国立公園については3回くらいにわけて紹介していけたらなぁと思っています。
Episode
2018年7月。独立記念日の休みを含む形でグランドサークル旅行に出発しました。
まず最初に向かったのがこのザイオン国立公園。
お昼頃到着したのですが、すでに車で駐車場はいっぱい!
僕たちはこの日は公園内にあるキャンプグラウンドを予約していたので、そこに車を留めてシャトルバスに乗ることに。(キャンプにしといてよかったー!)
キャンプ場の裏にはVirgin Riverが流れ、非常に気持ちのいいキャンプ場です。
初日はザイオンで最も有名なナローズ (The Narrows)に向かいました。
The Narrowsは明確なゴールがなく、自分の体力や予定に合わせて楽しむことが可能です。
また、川の中がメインというユニークな特徴のあるトレイルになっており、ザイオン国立公園屈指の人気トレイルです。
シャトルバスでナローズのトレイルヘッドである、Temple of Sinawavaに向かいます。
https://www.nps.gov/zion/planyourvisit/maps.htm
ちょうど暖かい午後。入り口にはたくさんの人がいました。
ここから自分たちのペースで、このVirgin Riverを登っていきます!
このように切り立った断崖の間に走るVirgin Riverを楽しめるのが、ナローズの醍醐味。
とはいえ、トレイルに入ってすぐはまだまだ人がたくさんいますね。。良い写真を撮るのであればもう少し奥まで進みたいところです。
The Narrowsの奥のほうはより狭くなっており、光もあまり差さなくなってきます。
これがJunctionと言われる巨大な岩!この岩が三又に道を分けています。
僕らはより狭そうなほうへ。。
これがThe Narrowsの特徴をつかんだ写真だと思います!
切り立った絶壁の間をVirgin Riverが流れています。これはND filterを使って川を流してみました。
ここはWall Streetといって、The Narrowsの中でも有名なスポットの一つです。
まだまだ旅も始まったばかりだったので、今日はここまで。来た道を引き返します。
距離的にはたいして進んでいないのですが、水の中を歩いていかなければならないことから、Wall Streetまでの往復で三時間くらいかかってしまいました。
(あとで調べてみたら片道 4 kmくらいの距離です。)
Epilogue
ザイオン国立公園のThe Narrowsを紹介しました。
グランドサークルはモニュメントバレーやグランドキャニオンなどの壮大な岩が有名なのですが、ザイオンは打って変わって川と緑の美しさが加わる特徴的な国立公園です。
中でもThe Narrowsは川登りができるとあって、大変人気なトレイルです。
とはいえいくつか注意点があります。
1.水量には気を付けよう!
川登りのコースですから、水の量が多いときは閉鎖されることがあります。
雪解け水の多い春は閉鎖の可能性が高いですし、スコールのあった時も鉄砲水警報が出るようなので、Visitor Centerで当日の状況をきちんと確認してからチャレンジしてくださいね。
2.ウォーターシューズを履こう!
The Narrowの川底は結構でこぼこしていて、裸足ではまず登れません。水の流れが急なところもあるので、かかとのないサンダルもお勧めできません。
水にぬれてもよい靴を持っていきましょう。もしくは近場でレンタルできるところもあるようなので、リサーチしてから行ってみてください。
3.よい写真を撮るなら、Wall Streetを目指そう!
入り口付近は人が絶対に入ってきてしまいます。The Narrowsの絶景ポイントであるWall Streetをまず目指してみてはいかがでしょうか??
写真撮影の時にはND filterがあると、川も流せるし、動く人も消せるのでとても重宝しますよ!
それでは本日はこれで!
Instagramもやっています。
カリフォルニアを撮る! - おすすめスポット紹介 Part1 -
Prologue
サンディエゴに住んで約2年。いろんなところに旅行に行きました。
ヨセミテなどの国立公園も素晴らしいですし、LAのサンタモニカなども見る価値ありの観光スポットですよね。
でも今回は、いわゆる旅行サイトなどでは取り上げない、ちょっと隠れたPhotogenic Spotを散発的に紹介していきたいと思います。
Part1では僕が住んでいるサンディエゴの綺麗な景色をご紹介していきます。
Episode
ところで、サンディエゴといえば何を思い浮かべますか??
むしろサンディエゴってご存知ですか??
僕は知り合いにサンディエゴと言ったらサンチアゴ(チリの首都)と勘違いされたことあります。
ロサンゼルスほどの知名度はないので、あまり知らない人も多いと思います。
サンディエゴはアメリカ西海岸。
メキシコとの国境沿いにある中核都市です。
Googleでサンディエゴの観光スポットを調べると、
動物園
水族館
ラホヤ(アザラシ)
ミッドウェー(戦艦)
辺りがよく出てくると思いますが、僕が思うサンディエゴはやっぱり
海!
だと思うんですよ。
サンディエゴは西を太平洋に臨んでいるので、とっても綺麗な夕焼けが見れます。
夕焼けの綺麗さレベルでは今までの人生でもトップレベルです!
今回はそんな綺麗な夕焼けスポットをご紹介します。
自己紹介の記事にも使った、Scripps Pierです。
海に突き出した桟橋はなんとも西海岸らしい趣がありますよね。
撮影した場所は、Scripps Pierを見下ろせる丘から。
Scripps Pierはアザラシで有名なLa Jolla Coveから車で10分ほどのところにあります。
人も少なくてとても綺麗な夕焼けが楽しめますよ。
観光地で有名なラホヤも綺麗な夕日が見れます。
ここはLa Jollaの中心から少し南に行ったところ。
特徴的な岩がたくさんあるので、ND filterを使えば簡単に絶景写真の出来上がりです。
とてもいい波が立つので、サーファーにも人気のスポットです。
ここは観光客も少ない、デルマーという地域にあるスポットです。
丘の上から海を見下ろすことが出来るのですが、写真のような木と鳥のオブジェがあるPhotogenicなスポットです。
同じポイントから別アングルで。
海沿いにそびえる高級住宅ですね。一泊でもいいからこんなところに泊まってみたいものですが、まさか住んでる人がいるとは。。
最後にサンディエゴの北端にあるオーシャンサイドというサーファーの町から、夕焼けの写真です。
ここまで紹介すればみなさんお分かりと思いますが。
サンディエゴは世界で最も美しい夕焼けが見れるスポットと行っても過言ではないと思います!
観光都市としてまだ有名ではないかもしれませんが、サンディエゴにも足を伸ばしてみてくださいね。
Epilogue
サンディエゴの夕焼けはいかがでしたか??
いわゆるダウンタウンやラホヤのような観光地から離れたスポットもご紹介させていただきましたが、サンディエゴは1年の300日は晴れという晴天率と、西に太平洋を臨む立地から、とても綺麗な夕日が見れます。
Green Flashという夕焼けの一瞬だけ太陽が緑に光る現象も見えると言われています。
(僕は見たことありません。。)
ぜひサンディエゴまで足を運んで、世界一の夕焼けを堪能してくださいね!
nstagramもやっています。