ヨセミテ国立公園を撮る! - その他編 - 【ベストスポット】
旅行日 2018年6月6-8日
更新日 2019年5月17日
Prologue
ヨセミテ国立公園には3泊4日の日程で旅行したので、出来たことは限られるのですが、これまでの記事に入れられなかった満足度の高いスポットについてまとめ的に今回ご紹介したいと思います。
Episode
北米で最大の滝であるヨセミテ滝を正面に、手前にマーセド川を入れることが出来るのが、このスウィンギングブリッジ(Swinging Bridge)というスポットです。簡単に散策で行けるところなので、ぜひ行ってみてください。
h
もし月が出ていなければ、マーセド川に反射する満天の星空も見れるはずです。
ヨセミテ滝は2段に分かれていて、トレッキングで登ったところから見れるUpper Fallがとても壮観です。
トレッキングは2-3時間で往復できると思いますが、かなり傾斜がきついのでご注意ください。
僕らは頂上まで行きませんでしたが、さらに急勾配を登っていくとヨセミテ滝を上から見下ろすことも可能です。
機会があればぜひ行ってみたいスポットですね。
次はトゥオルムメドウ(Tuolumne Meadow)エリアにあるテナヤ湖(Tenaya Lake)をお勧めしたいと思います。
見てください。この透明度を。奥には美しいシエラ山脈を見ることができます。
テナヤ湖にはこのような木が湖に突き出ているスポットがあります。
とてもフォトジェニックなスポットだと思いますよ!
テナヤ湖はとても広いのですが、木のポイントはこのあたりです。
思い思いのポーズで楽しんでください。くれぐれも落下しないよう。
最後に、Glacier Pointの朝日、夜空の写真をご紹介したいと思います。
ヨセミテバレーは谷に囲まれているため、朝日が登るのがとても遅いです。
僕たちはグレイシャーポイントまで朝日を見に行きました。ちょうどハーフドームから太陽が出てくるような角度で撮影できました。
僕のPC環境では風景と星景を合成できないので、風景を目立たせようとするとどうしてもノイズが乗ってきてしまいますが、グレイシャーポイントからも綺麗な星空を拝めます。
グレイシャーポイントからハーフドームを見ると北東の方角なので、少し天の川からずれてしまいますが、夜の早い時間帯であれば十分天の川とのコラボレーションを楽しめるかと思います。
グレイシャーポイントは朝も昼も夜もお勧めのポイントですね。皆さんはどの写真がお好みでしょうか??
Epilogue
3回にまたがって記事にしたヨセミテ国立公園編は今回で終了です。もし実際の写真の設定や旅程について細かく知りたい方がいらっしゃいましたらコメントいただけますと幸いです。
今後もこのような形でアメリカの綺麗な景色を中心に記事を書いていこうと思っています。
楽しみにしていてくださいね!
ヨセミテ国立公園のまとめ
○部門別ベストスポット
・ベストトレイル:ミストトレイル
・ベスト滝:ヨセミテ滝
・ベストハーフドーム:センチネルブリッジ
・ベスト朝日:グレイシャーポイント
・ベストリラックス:テナヤ湖
・総合ベストスポット:
グレイシャーポイント
(理由:朝日、星空。ハーフドームも見渡せる総合的に最高なスポット)
○気を付けたほうがいいこと
・日中は劇混み。駐車場問題。
・道が細く、くねくねしている。
・ガソリン入れられるところが限られている。そして高い。
・夜間やグレイシャーポイントはそれなりに寒い。
今回の写真は、
カメラ:Pentax K-1
レンズ:風景はDFA24-70+PL-Filter の組み合わせで撮影しています。
星景はIrix 15mmでF2.8 30秒露光で撮影しました。
ヨセミテ関連の記事はこちら。
Instagramもやっています。
ヨセミテ国立公園を撮る!- ハーフドーム編 -
旅行日:2018年6月6-8日
更新日:2019年5月17日
Prologue
ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)といえば特徴的な半円の形をしたハーフドーム(Half Dome)を思い浮かべる方も多いと思います。
僕らも初めてグレイシャーポイント(Glacier Point)に行ったとき、ハーフドームの姿に息をのみました。
それほどハーフドームの存在感は凄まじく、なんとかいい写真を撮りたいと複数のスポットでハーフドームの写真を収めました。
そこで今回はどのスポットから撮るのがおすすめか、どこから撮ればいわゆるハーフドームの写真が撮れるのか、紹介していきたいと思います。
ちなみに、ですが、地図でいうとハーフドームはここにあります。
Episode
ハーフドームは宿泊施設のあるヨセミテバレー(Yosemite Valley)の中からでも見えますし、グレイシャーポイントやオルムステッドポイント(Olmsted Point)などのバレーの外からでも見ることができます。
体感的に最も近く見れると感じるのがハーフドームから見て南西にあるグレイシャーポイントです。
右下に見えるのが前回の記事でご紹介したバーナル滝で、その上にある大きな滝がネバダ滝です。
ヨセミテのおいしいところを一望できるグレイシャーポイントはヨセミテバレーからは車で1時間。少し離れてしまいますが、外せないおすすめスポットです。
実はグレイシャーポイントから少し道を戻ったところにあるこのスポットも非常におすすめです。
グレイシャーポイントに到着する直前に急カーブがあり、そこが絶好の撮影スポットになっています。くれぐれも車には気を付けて撮影してください。
*このヘアピンカーブで撮影しました。
次はヨセミテバレー内のセンチネルブリッジ(Sentinel Bridge)がおすすめです。マーセド川(Merced River)に反射したハーフドームを撮影することができます。
夕暮れ時にはこのように燃えるハーフドームのシャッターチャンスです!
シャトルバスの停車駅にSentinel Bridgeという駅もありますし、迷うことはないでしょう。ハイシーズンには場所取り合戦発生するので、少し早めに向かうのがよいでしょう。
*マークしてあるのはバス停です。Sentinel Bridgeはその少し南にあるマーセド川にかかっています。
少し変わったハーフドームを見るには、オルムステッドポイントまで足を延ばしましょう。
*木の奥にハーフドームがちょこんと見えます。
オルムステッドポイントはトゥオルムメドウ(Tuolmne meadow)と呼ばれるエリアにあるのでヨセミテバレーから1時間以上かかるのですが、この周辺はシエラ山脈や湖が見れるおすすめのエリアです。
ハーフドームの北側にあるので、少し変わった角度のハーフドームを遠くに臨めます。
Epilogue
ハーフドームが好きになったので、いろいろなところからハーフドームを撮影してみました。今回ご紹介したスポットはどれもおすすめです。
ハーフドームは前回の記事でご紹介したミストトレイルを奥に進んでいくと実際に登れるのですが、、ヨセミテで最も長いトレイルの一つと言われているのでそれなりの覚悟が必要ですね。
注意点としては、冬の時期はGlacior PointやOlmsted Pointに繋がる道が閉鎖されてしまいます。
シーズンによるとは思いますが、ゴールデンウィークも閉鎖されている可能性があるのでその点は事前にご確認ください。
また川の水は多い方が反射を取りやすいので、Merced Riverに反射するHalf Domeを撮影したい方は春から初夏にかけてがおすすめです。
まとめ
・ハーフドームはヨセミテのアイコン!
・グレイシャーポイントはハーフドームを見渡せる絶景ポイント!道中にあるカーブもフォトジェニックスポットとして有名!
・センチネルブリッジはアクセスしやすく、川に反射するハーフドームを見れる!
・オルムステッドポイントは観光客が少なく、周囲に多くの絶景スポットがある!
・ゴールデンウィークまでは道が閉鎖されていることがあるので、訪れるなら5月末以降がおすすめ!
今回の写真は、
カメラ:Pentax K-1
レンズ:DFA24-70+PL-Filter の組み合わせで撮影しています。
反射の写真はND-filterと三脚を使い、5秒の露光時間で撮影しました。
ヨセミテ関連の記事はこちら。
Instagramもやっています。
ヨセミテ国立公園を撮る!- ミストトレイル編- 【滝、トレイル、絶景】
旅行日 2018年6月6-8日
更新日 2019年5月17日
Prologue
ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)をご存知でしょうか?
カリフォルニアのサンフランシスコから車で3時間ほど、国立公園の中ではアクセスが良く、西海岸に位置していることもあり日本の皆さんもご存知の方は多いかもしれません。
ヨセミテのアイコンともいうべきハーフドーム (Half Dome)や、世界最大の1枚岩エル・キャピタン (El Capitan)などの圧倒的なスケール、また北米最大の落差を誇るヨセミテ滝 (Yosemite Fall) などなど、数日の滞在では回り切れないレベルです。
僕たちは2018年6月に3泊4日でヨセミテに観光に行きました。
ヨセミテは美しい景色が満載なのですが、そのためにはトレッキングが必要になることがあり、トレッキングも大人気のアクティビティです。
数あるトレイルの中でも人気なのがミストトレイル (Mist Trail) です。
ミストトレイルはバーナル滝(Vernal Fall)というハーフドームの裏側にある滝を目指すトレイルです。バーナル滝の真横まで道が伸びており、その道中はMist(霧)というよりはずぶぬれになるくらいの水がかかるコースです。
バーナル滝自体は有名な滝ではないかもしれませんが、道中ずっと楽しめるミストトレイルを紹介させていただきます。
Episode
ヨセミテ滞在2日目の朝にミストトレイルに向かいました。ミストトレイルは人気のため、正午近くなると混雑すると聞いていたためです。
Cedar lodgeというヨセミテバレーの外の宿に宿泊していたため、朝の7時半には出発。8時半頃に駐車場に停めてミストトレイルに向かいました。
ミストトレイルは最初の一部こそ急な傾斜がありますが、バーナル滝を望む滝まで来てしまえば風景も楽しめる最高のトレイルです。
バーナル滝の横にトレイルがあり、水しぶきがすごい!
みんなカッパを着たり、諦めてずぶ濡れになりながら進みます。
滝つぼの上まで上がってくると、このような虹が見えました。
バーナル滝の上まで登ると休憩できる開けたスペースがあります。上級者はここからさらに上にあるネバダ滝 (Nevada Fall) を目指し、最終的にグレイシャーポイント (Glacier Point) まで行けます。
グレイシャーポイントはハーフドームを臨む絶景スポットです。
こちらの記事もご参考にどうぞ。
引き返す場合は、来た道を戻る方法と、クラークポイント (Clark Point)を経由してジョンミュールトレイル (John Muir Trail)を戻る方法があります。
僕らはクラークポイントを経由したのですが、このトレイルからはこんな景色が見れました。
クラークポイントから少し上りがあって大回りのため時間と体力の許す人に限られますが混雑もないトレイルで景色もよく、とてもおすすめです。
Epilogue
僕たちは6月初頭にヨセミテに行ったのですが、最盛期のヨセミテは駐車場を見つけるのが難しいです。
またシャトルバスが運行しているのですが、20分に1本程度の間隔でしか来ないこと、積載人数が限られていることからあまり融通が利きません。
日が昇ってすぐに活動するくらいの気持ちで最寄りの駐車場を確保することをお勧めします。
ミストトレイルは往復で3時間程度のトレイルで難易度もそれほど高くなく、絶景を楽しめます。おすすめは雪解け水による水量が多い春から初夏。夏から秋にかけては水量が減ってしまいます。
カメラも防水か、水にぬれないような工夫があると安心ですね。
まとめると
・ミストトレイルはヨセミテのベストトレイル!
・駐車場がすぐになくなるので、朝イチで活動しはじめよう!
・滝に水量がある、5-7月がおすすめ!
・水しぶきが半端じゃなくかかるので、電子機器には防水対策をしよう!
・ちょっと離れたクラークポイントは人が少ない絶景ポイント!
今回の写真は、
カメラ:Pentax K-1
レンズ:DFA24-70+PL-Filter の組み合わせで撮影しています。
最後の写真だけ、ND-Fliterと三脚を加えて、滝の水の流れを撮影してみました。
ヨセミテ関連の記事はこちら。
Instagramもやっています。
はじめに
ごあいさつ
はじめまして、TetsuroKtのブログにお越しいただきありがとうございます。
僕は2017年から、勤めていた会社の都合で妻と一緒に米国西海岸に赴任となりました。日本にいたころから風景の撮影が好きだった僕は、米国でも変わらず風景を撮っています。米国の自然は本当にユニークでここでしか撮影できない!と思わせる景色が多いです。それと同時に日本の景色も本当に素晴らしかったんだなーと改めて感じます。特に水が豊富なこと、四季によって景色が変わることは日本の大きな魅力だと思います。
さて、僕がこのブログを書き始めようと思ったのは、米国の写真撮影スポットに関する日本語の情報が少なく、“せっかく旅行に行くならいい景色の写真を残したいけど、どこで撮ればいいんだろう?”と思っていたためです。海外旅行の日程ってどうしても限られてしまいますよね?そんな中よい景色を“見る、撮る”ための情報をあらかじめ収集したいと考えている方は多いのではないか?と思っています。
このブログはそんな皆さんの役に立てばと思い、“海外旅行”、“写真スポット”、“ちょっとしたコツ”に焦点を当てて、僕の経験をまとめていきたいと思っています。もちろん僕が撮った写真を皆さんに見ていただきたいという気持ちも同じくらいあるので、ぜひ写真も楽しんでいただければと思います。
こんな写真の裏話もできればと思います。
自己紹介
デジタルから始めた駆け出しカメラマン。米国駐在のストレスを旅行(+カメラ)で発散中。愛される旅ブログを目指します。
別ブログでは英語のギャラリーも作っています。
https://tk76kita.wixsite.com/stunning
-もう少し自己紹介-
僕が撮影に使っている機材はPENTAX K-1というフルサイズのカメラです。
風景撮影の時に主力となるレンズはIrix 15mm、FA 31mm、DFA 24-70です。
星撮用にSigma 15mm Fisheye (+Soft filter)も使用しています。
写真はRawで撮影後、ほぼすべてLightroomにて現像しています。
その他はPL-Filter, Manfrottの三脚を使っています。
勝手に思い出話
僕は関東の海辺育ち、大学は北海道で一人暮らしをしていました。若かりし頃の僕は海で泳いだりスノーボードに行ったり、どちらかというと自然の中で遊ぶことに楽しみを感じていた人間でした。
そんな僕がカメラに興味を持ったのは会社に入社してから、会社の同僚と花火大会を見に行った時のことでした。友人の一人がカメラと三脚を持ってきていて、花火撮影を始めたのです。当時の僕は、カメラは高価で難しく一般の人が気軽に始める趣味ではないと思っていました。
しかしその友人が持っていたカメラは一眼レフではあったものの、ハイエンドな機種ではなく手の届く予算で手に入れられること、目で見た花火と写真に残る花火が全く違っていて、とても面白いと思いました。その経験が僕の人生にカメラをもたらしたのです。
初めて一眼レフを買おうと決意した日、めちゃくちゃ迷いました。CanonとNikonが有名なのは知っていたけど、予算もあるし、機能を使いこなせるかもわからない。口コミや価格.comを読み漁り、情報を収集しました。
そんな時、PentaxというメーカーからK-5iisというカメラがリリースされました。完全にカメラ素人の僕には無名のメーカーでした(Pentaxさんすみません)。でも口コミを読んでみると、当時は新しかったローパスフィルターレスのカメラで、風景がより一層きれいに撮れるというではありませんか!調べれば調べるほど、Pentaxの製品に対するこだわりを感じ、メーカーが好きになり、予算オーバーのK-5iisを買うことになったのでした。
K-5iisを買ってから、旅行が楽しくなりました。スノーボードに多少自信があった僕は、スノーボードをしながら友人を撮影したり、海で泳ぎながら撮影したり、本当にどこにでもカメラを持って行ったのです。
K-5iisはAPS-Cセンサーのカメラだったのですが、購入から3年後、APS-C用のレンズ、DA16-50の調子が悪くなり使えなくなってしまいました。ちょうどそのときフルサイズのK-1が出るというニュースを見ました。最終的にはフルサイズを目指していた僕はそのときにK-1を購入し、今に至ります。
カメラをはじめて5年ほど経ちましたが、どこかで習ったわけでもなく、自分の好きな風景を好きなように撮影しているアマチュアです。でもカメラを買ったおかげで、たくさんの旅の思い出ができました。世界にはこんなに星がきれいに見える場所があること、朝日の美しさや夕焼け、輝く海や無風の時に反射する湖面などを知りました。
きっと皆さんもそれぞれ、カメラを買うことになったきっかけ、続けている理由、カメラがもたらしくれたもの(レンズ沼だけではなく)を持っていると思います。このブログを読んで、まだ見たことのない景色を撮影したい!というカメラを続けるモチベーションが出てきたら嬉しいですし、カメラを持っていない方も、このブログがきっかけになってカメラを始めてもらえたらとても嬉しいです。
Instagramもやっています!