Outdoor Photography from USA

米国駐在員によるアメリカ旅ブログ。自分が絶景認定した写真を勝手気ままにご紹介します。

秘境を撮る!- ハバスパイ旅行  準備編 -

Prologue

陸の孤島。これを地で行く土地がアメリカにまだ残されています。
それこそが今回の旅の目的地、ハバスパイ(Havasupai)

 

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Havasupai - Havasu Falls

今回の記事では2019年4月にハバスパイに行ってきましたので、まずはその準備について書きたいと思います。

ハバスパイは準備編、1日目、2日目、3日目、反省編の5つに分けて書こうかなと思っています。

 

 

Episode

 

基本情報

 

見どころ

ハバスパイの見どころは何と言っても冒頭の美しい滝 –Havasu Falls。この滝だけでなく全部で5つの滝があること、独特の美しい青と緑をたたえる川、グランドキャニオンの赤土、といったここでしか見られない景観が楽しめます。

Havasupaiはインディアンの言葉です。Haは水、Vasuは青と緑、Paiは人々を意味しています。

 

場所

ハバスパイの位置はここ。

グランドキャニオンのはずれにある、インディアン居住区です。

といっても観光客が集うグランドキャニオンのサウスリムからは車で300km以上離れています。

 

最寄りの町はKingmanもしくはSeligman。そこから2時間以上のドライブでHualapai Hilltopというトレイルのスタート地点にたどり着けます。

 

そう、ここはスタート地点。この場所から10 mile(16km)離れたところにあるSupai村のCampgroundにこの美しい滝が待っているのです!

 

行き方
行き方は主に2種類。Hilltopからヘリを使うか、歩くか。今回僕たちは歩いたので、ヘリを使いたい方はこちらのサイトの内容を確認してください。

https://waterfallsofthegrandcanyon.com/havasu-falls/havasupai-helicopters/

 

宿泊

宿泊方法としてはSupai村にあるロッジに泊まる、もしくはキャンプ。僕たちはキャンプ用具全部担いで歩いて向かいました。
ロッジに泊まりたい方はこちらのサイトをご確認ください。

http://www.theofficialhavasupaitribe.com/Havasupai-Lodge/havasupai-lodge.html

*2020年のロッジの予約が、2019年6月1日に始まるようです!

 

キャンプの仕方(2019年版)はこのブログで書いていきます。

 

 

予約

予約はこちらのサイトからできます、が、2019年の予約はすべて終了しているのではないかと思います。

https://www.havasupaireservations.com/


2019年のキャンプの予約は2/1のアリゾナ時間8:00 amに一斉受付が始まり、こちらのサイトから予約しました。

しかしながらアクセスが集中して全く先に進めず。僕はブラウザを3つ立ち上げて(Safari, Chrome, Firefox)、運よくFirefoxが予約画面まで進んでくれました。

ハバスパイはSNSの影響からか、ここ最近注目されてきており、かつ宿泊のキャパシティが限られていることからかなり厳密にコントロールされています。

 

お値段

2019年のキャンプは、平日が$100 / night, 休日が$125 / night。かつ3泊4日限定です。普通のキャンプと考えるとかなり高いですよね。
それでもサーバーが追い付かないレベルでのアクセスが集中するのですから、近年どれだけ注目を集めているかが予想できるというものです。

 

天気

こちらに、月別の気温分布を記載します。(米国のサイトから引用しているので℃ではなく°F表記となっています)

This chart shows the best times to visit Havasu falls based on temperatures and Monsoon Seasons.

参考:https://www.shedreamsofalpine.com/blog/your-complete-guide-to-hiking-havasu-falls-trail

 

我々は4月半ばに行きましたので、予想としては夜は5 - 10℃、昼は20-25度くらいと考えられます。


実際それくらいだったかなーと思います。川で泳ぐには肌寒いですが、泳いでいる人は普通にいました。

 

装備

これが一番の問題です。なぜなら我々は歩いて16km を往復、そして荷物を担ぐという選択をしたからです。

最低気温の予想は5℃とすると、妻と僕の寝袋、睡眠用のマットレス、断熱シート、さらに防寒具が必須と思われました。


テントは友人から3人用の小型テントをレンタル。
服装としては、厚手のパーカー、トレッキングウェア上下、ヒートテック上下、タオル、水着。
そして忘れてはならないカメラと三脚。今回は単焦点2つ(Irix 15mmとFA 31mm)のみ持っていくことにしました。

その他には料理用の小型バーナー、ガス、調理器具、小型ランタン、ライト、カイロ、そして大量のフリーズドライ食品。

僕は70Lのバックパック、妻は60Lのバックパックにこれらを折半して持っていくことにしました。

 

体重計に乗ってみたのですが、僕の荷物は17kgほどに。ネットで調べてみると15kgまでに収める人が多いようなので、それを目安にしました。

反省編で、これらに加えて持って行ったほうが良かったものなどまとめますので、そちらを最終版と考えてください。


今回の記事はあくまで僕たちが持って行ったもの、に関して記載しています。

 

参考文献
参考になる情報はネット上にたくさん落ちています。最近行った人のブログやYoutubeもとても参考になります。
しかしハバスパイ近辺は確実にネットがつながりませんので、書籍としてハバスパイについて書かれているものを持っておくことは、現地での情報収集に役立つかと思います。


僕はこの書籍のKindle版を購入しました。とても参考になりましたよ。

https://www.amazon.com/dp/B07118CN85/ref=nav_timeline_asin?_encoding=UTF8&psc=1

 

 

Epilogue

 

今回の準備編では、ハバスパイへの予備知識と準備について主に書いたので写真が少なくなってしまっています。ごめんなさい。

 

次からできるだけ写真を盛り込んでいきます!これからこの秘境に旅立つ人たちの参考になりますよう、祈っています。